昭和前期の家族問題: 一九二六―四五、格差・病気・戦争と闘った人びと

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623060634

作品紹介・あらすじ

はたして戦前の人びとは、昔ながらの「家族制度」に埋もれ、軍国主義の泥沼に浸かっていたのだろうか。本書は、平凡な人や日常の暮らしに焦点をおき、埋もれゆく資料から率直に語られた人びとの言葉を掘り起こしながら、病・貧困・戦争に揉まれつつもたくましく生きていた昭和元〜二〇年の一九年間の家族像を描く。好評を博した『大正期の家族問題』の待望の続編。

感想・レビュー・書評

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  • 帯文:"希少な資料から見た昭和の暮らし" "平常と非常、起伏激しい生活のなかでもゆるがなかった家族の絆が浮かびあがる"

    目次:まえがき、序章 加速する時代変化と収入格差、第I部 昭和初期の暮らしと家庭の悩み―1926~36年、第II部 非常時の暮らしと家族の絆―1937~45年、あとがき、参考文献、索引

  • 『明治の結婚 明治の離婚』、『大正期の家族問題』に続く湯沢雍彦の家族論。15年戦争時の浮き沈みが激しく、しかし一時期は比較的裕福な都市家族、対照的に極貧の農村の家族。インタビューや当時の文献をちりばめて、より直覚的に理解できる家族のあり方の史的変遷概説。

  • 閲覧室  367.3||ユザ

  • 戦前の個人の生活がどうであったかを中心に書いています。つまり庶民から見た昭和前期。結局のところ貧困の中にあっては正義とか自由とか、言論弾圧などに対抗する前に、とにかく食うことが重要であるということなんですね。食わにゃ生きて行けない。詳しい内容は下記で紹介。
    http://pinvill.cocolog-nifty.com/daybooks/2012/07/post-2dab.html

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