マタギに学ぶ登山技術: 山のプロが教える古くて新しい知恵 (YAMA BOOKS)

著者 : 工藤隆雄

• 山と溪谷社 (1991年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Higさんの感想 · 2014年5月5日]

この手の本の中でも非常に良い
先学の集積がモノをいう山の世界
先学知識の集積が伝統のマタギに学ぶ機会はない
本で伝わることは僅かであろうが、その一端を垣間見せてくれるだけでも勉強になる
一読の価値は大きい

[kaigunchuiさんの感想 · 2011年6月26日]

この本はいま、新装版が出ているが、読んだのは1991年の第二版。高校生のころに買ったものを再び読んだ。
やはり、山のプロフェッショナルであるマタギの技術と知恵は素晴らしい。これら伝統がしっかりと継承される手立てを打つ必要がある。
各地で野猿や猪、鹿などが増えすぎており人間との共生が難しくなっている。害獣を駆除するにも、猟師が減ってしまっているようだ。猟師たちも独自の経験と知恵を持っているのだろう。マタギに限らず、日本の伝統文化が消えていくのは寂しい限りだ。

[木山 翠峰さんの感想 · 2010年10月27日]

先人の経験に基づく決まったセオリーと、個人の経験に基づく方法がはっきり描かれていていい。

最低限のマナーなどが書かれており、非常に参考になる。

[かえるさんの感想 · 2008年6月21日]

実際に役に立つかどうかはともかくとして、内容的には非常に興味深く、読み物として面白かった。