ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

著者 :
  • 理論社
4.19
  • (218)
  • (109)
  • (120)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 1496
感想 : 162
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006115

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ずっと読みたかったシリーズ。少しずつ読んでいきたい。森の住人たちの家、面白い。

  • 【あらすじ】
    こそあどの森に雪が積もっています。学者のバーバさんは南の島からスキッパーに小包を送りました。ポアポアの実。でも料理法がわかりません。人間嫌いのスキッパーは次の日大決心をしてお料理上手のトマトさんを訪ねました。

    『こそあどの森シリーズ』、いつの間にか12巻も出ていたんですね。小学生のときに読んだのが印象に残っており、最初から読み直そうと思って図書館で借りてきました。当時は確か5巻ぐらいしかなかったはず…
    「嫌だ嫌だ」と思っていることって、何かのきっかけで仕方なくやってみたら、案外楽に進むものだと思います。最初の一歩が難しくて勇気がいるんですよね。日々こなしている仕事でも、よく考えることです。世の中そんなものなんだなと思います。
    児童書の内容は、変にひねくれてなくてストレートに「良い話」であることが多くて好きです。

  • ハマっている岡田さんの本を集中的に読んでいる。
    この人の著作では、はじめてハイファンタジーを手にした。
    私自身の好みとはそこまで合わなかったが、小学校の三四年生くらいだと面白く読めそう。

    タイトルや章タイトルが素敵。
    何よりもみんなの家の絵が素晴らしくてそこだけをずっと見ていたいと思った。
    双子の階段の踊り場の家なんて、子供の憧れに違いない。

    調理法のことは、ゾロリみたいな解決策を期待していたので拍子抜け。
    普通に食べられるんですね。

    主人公スキッパーの言動がどう見ても発達凹凸の子供で、もうそこばかりに目がいってしまった。
    今後、彼が変わるのか、変わらないのか、少し気になる。

  • 誰とも交流せず、一人家の中で静かに過ごす事が好きなスキッパー。唯一心を許しているバーバさんが送ってきたポアポアの実の料理法を知るため、交流のないこそあどの森の住人たちを訪れ、人とのふれあいを体感していく。イラストで描かれている住人たちの住まいがユニークで面白い。

  • スキッパーは引きこもりの男の子。南の島へ旅に出ているバーバから届いたポアポアの実により、生活は一変。その調理法を巡り、人々に尋ね回ることに――。
    お話と挿絵がマッチしている良作。スキッパーが段々変わっていく様子が微笑ましい。また、それぞれのお家の構造が面白い、特にウニマルで暮らしてみたい。みんながウニマルに集まって報告に来る場面がとっても好きです!読んでいる人が多いのも納得です。2巻も読まなくっちゃ♪

  • 小学生のころに読んだものを、ふと思い出して10年以上ぶりに再読。

    ひとに触れるあったかさ、みたいなものはやっぱり大事なんだろう。ひとりでも生きていける。でも、みんなのほうが楽しい。

  • バーバさんから送られてきた不思議な木の実 ポアポアの調理法を調べべることをきっかけに一人で家の中にひきこもっているのが大好きだったスキッパーが変わっていきます。
    こそあどの森に住む人々が住んでいる個性的な人柄とそれをあらわしているかのような家といい、読んでいてとても楽しい物語でした。

  • 一人とじ込もって生活していたスキッパーにお手紙と共に木の実が送られてきた。それはとっても美味しいのだそうだ。でも作り方を書いた紙が!!!スキッパー、雪解け物語?!

  • 懐かしい?心あったまる作品です?挿絵もかわいいです?

  • 「二分間の冒険」の岡田さんの本(これしか読んだことない)

    人見知りでひとりで本を読んだり空想したりお茶を飲んだりするのがすきな男の子のところに
    同居人のひとから木の実とその料理法が届いたんだけど
    水にぬれて読めなくなってて
    読めるところをてがかりに近所のひとたちのところを回るうちに
    だんだん他人とかかわることがいやじゃなくなってくる・・
    みたいな話

    わたしもひとりは好きだけど
    たまにさみしくなるし、居心地いいひとなら(っていうのも勝手だけど)いっしょにいてもいいなーって思うので
    こういう近くにやさしいひとたちがいて
    お互い気を使わないし使ってもたかがしれてる関係っていうのはいいなあ

    全然関係ないけどムーミンみたくなってきたー

    やかんやびんの家がすてき
    ちっちゃいひとたちなのかな??

著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×