きみが選んだ死刑のスイッチ (よりみちパン!セ 45)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078457

感想・レビュー・書評

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  • 中高校生向けとしてとてもいい。裁判員制度がはじまりいつ自分が参加することになるかわからない。漠然と殺人のような犯罪の評議にでるのはいやだな、守秘義務なんて守れるだろうかと思っていた。近代民主主義国家の司法の原則、「罪刑法定主義」(罪と刑罰が、法律によってあらかじめ定められていること)「無罪推定原則」(疑わしきは罰せず)。わかりやすく書いてあっていい。大人もぜひ読んでほしい。ただ大人は子供に語りかけるような感じが少し鼻につくかもしれない。

  • 人が罪を償うということには、さまざまな見解がある。死をもって償うべきか、死をもって償ってよいものかどうか。
    そのあたりを中学生〜にもわかりやすくお話されています。
    この本だけでは終わらせず、被害者の方から書かれた本も合わせてよんで、考えを深めていってほしいと思います。

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著者プロフィール

森 達也(もり・たつや)
1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した19年の映画『i-新聞記者ドキュメント-』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『東京スタンピード』(毎日新聞社)、『マジョガリガリ』(エフエム東京)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(出版芸術社)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)など多数。

「2023年 『あの公園のベンチには、なぜ仕切りがあるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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