要点を理解して、きちんと自分の知識にする読書の習慣 (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社
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本棚登録 : 337
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756915306

感想・レビュー・書評

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  • 過去問分析をしっかりしていない自分は、受かるための勉強をしていなかったと今更気づいた。本の内容とあまり関係ないかもしれないが。これを気づかせてくれたのはでかい。

  • 読書メモの取り方とか、振り返り方などの具体的なtipsを求めて読んだけど、精神論的な話ばかりで残念。

  • ・大事とおもったところに附箋をはる→そこを読み返す→アウトプットする(書き出す)
    ・その本を読む目的をかんがえる
    ・解決したい問題を明確にしておく

  • 何のために読書をするのか。それは問題解決のため。趣味の読書も楽しみたいという問題を解決するためだ。

    知識の獲得には理解が必須である。理解があれば知識を覚えていなくても対応できる。
    これは仕事で普段体感しているので、ストンと入ってきた。

    理解なくして記憶し得ない。
    1回目はサラッと読む。2回目は詳しく読む。それ以降はサラッと見る。これで思い出せる。

  • 読む早さや、すべて暗記するだけが読書ではない。なんのために読むのかをハッキリさせることが、理解しながら読むコツ。読む前に読む目的を付箋に書く。ここは大事だなと思ったら付箋をつける。思ったこともついでにメモる。付箋をもとにSNSやブログにアウトプット。インプットとアウトプットが内容の理解を深める。読んでもイマイチ覚えてないんだよな・・・と不安になったらこの本が役に立つかも。

  • 原点に立ち戻って、「何のために読書するのか?」を常に意識してください。それは、「何らかの問題を解決するため」のはずです。理解して自分の知識とするためには、簡単なようでいて、じつはこれが一番大事なことなのです。

  • 読書に関する8つの誤った考え
    1本を購入したら隅から隅まで全部読もうと思ってしまう
    知識の獲得には理解が必須なのです。逆にその理解があればすべての知識を覚えていなくても試験には十分対応できるのです。→記憶力を高めれば本を全部読まなくてもその本の主張したいことを完全に把握できます。
    2何のために本を読むかを意識していない
    実はいろんなところに目に見えないコストが潜んでいる。何のために本を読むかということを常に認識してください。本を読まなきゃいけないという強迫観念を取り除く最もよい方法は目的の明確化です。

    3大事な本は繰り返し読む
     ・1回目はさっと読む 2回目は詳しく読む そしてそれ以降は、さっと読む
    読むではなく見るという感覚。さっと見ただけで何を読んだか思い出せるものです。その見るという行為が芋づる式の弦をつかみ、あなたの頭の中から知識を引っ張り出すきっかけになります。
     トランプをしていて、自分が場に捨てたカードをいちいち覚えている人はいません。しかし、そのカードを捨てた被験者にトランプをランダムに見せて間違ってもいいから答えさせると、80%の確率で正解を言い当てるという実験があります。→忘れたのではなく、思い出せないだけなのです。


    4買ったのに、読んでいない本があると罪悪感を持ってしまう
     本は非常に存在感があり、その本を見て、私たちの衝動は、その本を全部読まなければ非常にもったいないと思うわけです。
     本そのものが貴重なのではなく、その中に記述されている知識を獲得し、活用することが重要なのです。

    5一冊の本を読めば、自分の疑問点がすべて解決すると思っている
     その本を読んだことでその本のテーマについて、自分の過去の経験を思い出し考えるという、かけがえのない貴重なチャンスをもらったからです。 その知識を知っていることと、それを活用できるということには大きな違いがあります。
    6マスコミやネットの情報はすべて信用できないと思っている
    情報を遮断するのではなく、なるべくたくさんの情報を斜め読みする。
    7早く読んで優越感に浸る
    ・何のために本を読もうとしているのか
    ・本を読むことで目的が達成できているのか
    本を自分の思考をかき混ぜるツールとしても考えてください。アイデアはあなたの既に獲得した知識を読書という作業を通じて思い起こすものなのです。読書という新しい刺激によって芋づる式にあなたの奥底にあるアイデアが想起されるのです。人間の頭脳は大海のようなものです。無限の収納力を持っています。しかし、港は数える程度しかありません。読書という公開を通じて、そのあなたの大会を進んでいくのです。早く読むのではなく、自分の知識をかき混ぜる感覚を味わうことにしてください。

    8読んだ内容を全て記憶しようとする
    ・実際に使える記憶は、理解と記憶が車の両輪であること
    ・そして必要なないことまで覚える必要は全くないこと
    ・むしろ少なめに覚えることが大事なこと
    ・必要があるかどうかは理解してからこそ判断できること
    記憶する意味 それはその知識を記憶して縦横無尽に活用するためのもの
    あなたが優秀であることを示すことも他人との紙一重の差を示すだけでいいのです。その時に必要な部分を記憶すればいいだけなのです。必要最小限のことをやるように考えてください。

    ・記憶と理解は表裏一体
    記憶できるから理解できるのではなく理解できるから記憶できるのである。
    ・理解の過程はクロスワードパズルを頭の中につくるのと同じ過程
    クロスワードパズルが溶けるかどうかは、前提となる知識があるかどうかによります。
    一般的に理解の過程は空っぽのコップに知識という水を注ぎこむことと思われている。それは無垢の自分の脳に知識という水を注ぎこむこと。それは違います。記憶と理解は表裏一体なのです。
    イメージだと、最初蜘蛛の糸のような柔らかなものです。風に吹かれて頼りない状態です。経糸を張り、次は横糸を貼ります。最初の頼りなさが徐々にしっかりとしていきます。そして論理の糸が最初から最後までつながっていきます。その意図を張りきった時に無意識に分かりかけた感じがします。
    蜘蛛の糸を早く紡ぐにはどうしたらよいのでしょうか。理解できる部分から最初に読みます。そして最初の縦糸を作っていきます。理解できない部分は最初は読みません。遠慮なく飛ばしていくのです。もし理解できる部分がない場合、本全体を分からなくても、最初から最後まで1ページずつさっと目を通します。
    次に、頭の中にワーキングメモリーを作ります。
    ワーキングメモリーは作業記憶といって、一時的に記憶できる記憶のことを言います。頭の中に自分なりの本の目次を構成するのです。

    記憶術のセミナーでは「最初から綿密にやってはダメ」といっています。そういっても分からないので、少なめに覚えると別の表現で言っています。最初に大きな絵をつかみ、徐々に詳細化していくということなのです。

     分厚い本を見て途方に暮れる気持ちのメカニズム
    それはその本を隅から隅まで読まなければいけないという強迫観念のなせる技なのです。隅から隅まで読まなければならないという考え。これは間違っていはいないのですが必ずしも正しいとは言えません。

    モチベーションアップで理解の過程をパワーアップする
    ・どんな本でも楽しく読める方法があり、それを発見することが大事。理解を進めるのは、理解したいというモチベーションがあるかどうかが大きく影響します。
    本を読むときにも楽しむことを優先すればどんなに分厚い本でも楽しく読めます。何故できるか、それは楽しくて没頭できるからです。そしてどんなに分厚い本でも意外と隅々まで覚えることが出来ます。

    忘れかけて思い出す、これが重要なのです。

    要点を理解するとは
    本を読んで読者がその本から引き出したい情報をストーリーとして自分の頭に知識として移行すること、読んだ内容を自分なりの言葉で再構成できること

    人間の理解の過程は理解→記憶→深い理解という過程で進むと認識してください。

    1本の冒頭の目次にあるすべての見出しを詳細に読みます。見出しの全体を見て
    ・著者はこの本の中で何を言いたいのか
    ・自分がすでに知っているところはどこなのか
    ・自分が知らないところはどこなのか
    ・この本から自分は何を得たいのか
    ・どこに興味がもてるのか。
    2目次の見出しで考えたことを頭に明確に意識しながら読んでいきましょう。なるべく、好きな部分や気になった部分に時間を掛けて呼んでいきいます。関心のあるところはじっくり読み、関心のないところはさらっと飛ばしましょう。そうすると無意識のうち日本の内容を肌で感じる、著者の言っていることを追体験できるようになります。人間は好きなこと、関心のあることに対しては飛躍的な理解力を発揮することが出来るのです。もちろん、好きでない本を選択していやいや読まなければいけない場合でもこのような手順を踏むと少しでも興味がもてる部分が増えていきます。
    その読書の最中に時々、目次にある見出しをもう一度繰り返し見ていきます。目次にある見出しは要点を理解するための著者からのあなたへの重要な道しるべなのです。そして、読んでいて気になった部分にどんどん付箋を貼っていきます。
    本を読み終わったらその付箋の張った部分を何度か読み、自分の頭の中で要点というべきストーリーが再構築できるかを確認します。

    法律の条文を覚える必要があった。
    民法の非常にやさしい解説書を読んで自習して最低限の知識を蓄えました。これがうまくいき、まるで映画のシナリオを読んでいるかのごとく、面白く理解できるようになったのです。
    ・どんな問題を解決するためにその本を読むのか。
    ・そのためにどんな本を洗濯するのが適切か。
    という視点を持った途端に要点を理解して自分の知識にするのが簡単だということに気づきました。
    ワークフローとはあなた専属の名コーチが付いたようなものです。そのコーチのアドバイスに従って努力を重ねていけば、驚くほどの成果が出るのです。一方でワークフローを定義していないと、何から手を付けていいかわかりません。その中から皆さんの読書ワークフローを見つけ出していただければと思います。ワークフローを確定することは、あなたの読書を組織化して能率を最大限にします。時は金なりといいます。同じことをより短時間でストレスなくできることはワークフローが確立していることです。これこそ習熟していることの典型です。迷った時にワークフローに立ち返れば、何をすればいいのかが即座に分かります。読書も一つの作業と思ってみてください。そのワークフローを考えて下さい。

    問題解決シートを作成する
    問題を提起し、本を読みながら気になったところに付箋を貼る。その付箋からマインドマップを作る要領で付箋と付箋の位置関係を注意しながら、問題のどの部分がカバーされているか検討していきます。大事なのはA4の髪の中心にこの本を読む目的、問題設定を書き込んだ付箋を貼りつけます。

    時間と場所に応じて、気持ちもその気になってい行きます。これが読書法にとってもかなり有効だと発見したのです。

    早朝の読書は全ての人に有効ではない。
    読書と気分は重要な関係を持っている。

    人間は長期的な計画をするときは論理的に考える一方で短期的な決定には衝動が勝ってしまうのである。
    このことから長期的なことを達成するには衝動をくすぶることが大事なのです。人間は衝動的な行動の産物なのです。例えば、朝起きるときの寒さが嫌でベットから出られない人は起きる30分前から部屋の温度を厚くすればいいのである。

    息の電車は習慣化しやすいので同じ内容の本を読むと自分の進捗状況が分かって励みになります。語学など、なかなか続かないものがいいと思います。
    帰りの電車は仕事で疲れているので心の癒しを求める読書が最適です。
    ノーベル賞を受賞した湯川さんはご自分の著書で兄弟までの通勤電車では仕事にまつわる物理関係の本、帰りは疲れているので気休めに源氏物語を読んだということです。

    習慣化するには
    ・大事なことは必ず楽しむこと
    ・できない日があっても気にしないこと
    ・結果を見て方向修正すること


    読書はたくさんの気づきを与えてくれる。
    読書は自分の心の奥底と対話が出来る数少ないチャンスです。何のために読書をするのかを明確にし、常に要点を理解するということを意識しながら読んでいく。読んだ内容を自分で再構成してアウトプットできるまでに高める。その作業の中から自分が本当に何を望んでいたか、気づくことが数多くあります。読書を通じて自分は本当に何を思っているのかということに気づき、またとない人生の気づきを得ることが出来るのです。
    そこで・自分が心の底から夢中になれることを認識しているでしょうか?読書はそんな環境の中でそんな認識の中で進めたいものです。
    人生で成功した人のほとんどはそれが好きでたまらないからうまくいくのです。
    どんなものが好きでたまらないか。
    どんなことなら没頭できるか。
    どれは既にあるのですが、気づいていないだけなのです。それを気付かせる、それも大事な読書です。

  • 読書術の本は多々ある。自分の知識とするにはどうするかというアプローチ。理解と記憶を車の両輪として、素早く理解して定着させることを推奨する。本の情報をストーリーとして自分の知識に移行し、自分なりの言葉で再構成できること、と書いてある。

  • 何のために読書しているのか、目的を明確にする

  • 読書をなぜするのか。その根本を理解させてもらった。目的意識が私の読書にはなかった。これからは①なにをこの本から得るのか?②それをどう行動に、いかすのか?今から何を、実践するのか?を必ず意識していきたい。

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著者プロフィール

株式会社フューチャーワークス代表取締役

「2015年 『読んだら、きちんと自分の知識にする方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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