インフレでもあわてない! これからのお金の殖やし方 (アスカビジネス)
- 明日香出版社 (2012年7月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756915603
作品紹介・あらすじ
2030年の憂鬱、そんな20年後を迎えないために。大波乱時代を生き抜くお金のスキルが手に入る。
感想・レビュー・書評
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今後日本が迎えるであろう経済状況を予測し、それに備えたマネープラン・キャリアの考え方を説く啓蒙書。
色々な実証データをもとに、今後日本は円安・インフレに襲われると予測する。
極端に悲観的な予測というわけではないが、日本が直面している厳しい状況を正面から突きつけられ、若干暗澹たる気分になる。笑
本書のいいところは、インフレ・円安へ転換する潮目を読む指標も併せて紹介しているところで、その時が来る前に読者が供えられるようにサポートしてくれているところ。
マクロ経済を見るリテラシーを養うためのキッカケにもいいかもしれない。
マネープランの部分は、海外分散・積立投資を推奨するもの。ある程度基本的なことは書いてあるが、いざ積立投資を行おうと思ったら、これだけでは恐らく解説が足りないので別に入門書を読む必要はあると思う。
株式・不動産(REIT)がインフレに強いことが過去のデータでは示されているということが収穫だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初心者でも始められる投資を紹介しており、無理のない範囲で始められそうなので、これを機に始めてみようと思います。
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インフレ時代を予測して、お金の殖やし方をレクチャーしてくれる一冊。おすすめポートフォリオとして、国内株式:20%、先進国株式:30%、先進国債券:10%、新興国株式:20%、新興国債券:10%、先進国不動産:10% を推奨しています。積立・分散投資を指南する書籍はありますが、なかなか、具体的な比率まで展開するケースは少ないので、インパクトが残りました。
しかも、投信の商品(三菱UFJ投信のeMAXISシリーズ)までオススメをしてくれてます。
投資は、自己責任ですが、年率5%を目指す著者の考え方には、無理がなく、賛同できました。