海上のミスティア (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 144
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758040969

感想・レビュー・書評

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  • 華鬼に続いての梨沙さんの作品。
    華鬼が結構しっかりとしたつくりで楽しめたので「少女小説」という分野に若干の不安を感じながら読み始めてみたんですが……。
    意外と正統派? でびっくりしました(笑)がっつり戦争モノやん。
    でも、逆ハーレム状態は健在ですよ。というか、この方の男性キャラはかなり魅力的ですよね。もうそこらへんがキュンキュンします。十代の女子はたまらんやろうなー(笑)
    主人公の性格が途中までかなりコロコロ変わって(おとなしいお嬢様風やわがまま風やもの知らぬ風など)読みづらかったですが、最後にはとりあえず「何事にも一生懸命に取り組む(いい意味で)素直なお嬢さん」っていう感じで落ち着いたから、まぁよかったかな。
    というか、えっと、すでにライ兄さまとのカップル成立な感じなんですが、この話全12巻なんですよね。戦争が終わるまで描かれるのかな? ということは、恋愛が主ではないのかな?
    主人公のキャラ設定、ストーリーの流れなどちょっと読みづらい個所はありますが、男性キャラのかっこよさと設定の面白さにとりあえず次も読みます(笑)

  • 全巻読破しましたので、総評として

    華鬼の梨沙さんが書かれたこと、絵も嫌いではなかったので
    始まりは、とても楽しく読めました。

    恋愛には疎いが、頑張り屋のエダはかわいいし、
    ライハルトをはじめとした5人のミタス始めとした男性人達の
    エダをめぐる攻防戦も微笑ましい。

    ライハルトと両想いになり始めた巻くらいから、
    物語が失速したように思う。

    王カルツェやら軍やら、登場人物を出し過ぎたのが原因か、
    人物的には広がっているのに拾いきれていない感が
    出ていたように思う。残念です。

  • 初っ端で二桁の死者が出るとは・・・。
    主人公がミスティアになって快進撃かと思ったけど、戦えるようになるまで時間がかかりそうだな。

  • 魅せ方が上手い作家さんだな、というふうに思いました。キャラがひとつひとつ萌えな要素を持っているので、まさに乙女の為の小説という感じです。軍服というかなんというか制服イイよね!っていうのがひしひし伝わってきます。
    ただ、にいさまフラグが既に立っている印象なので、もっと誰とくっつくのかな的スリルがもっと有ればよかったのに。そしてアナシスもしくはキースエンドの期待を持たせてほしかった…!(明らかに私情)

  • 設定は独自のものでしたが、どこかで似たようなお話を見たことがあるようなないような。
    面白いですが、いろいろと疑問点が残りました。続編があるならばこれでいいと思いますが、なかったら少し複雑だと思います。
    気になる疑問点としては、結局主人公の奇癖はなんだったのか、結局両親には許してもらえたのか、それから、何故初代ミスティアは生きているのにも関わらず、ミスティアの位を降りたのか、などなど。私が見落とした点もあるかもしれないですが;
    面白かったですが、私にとっては、見逃せない疑問点が多く………。
    恋愛面はばっちり楽しませていただきました。

著者プロフィール

オリジナル小説サイト「小部屋の小窓」で小説を掲載、『華鬼』で書籍デビュー。「海上のミスティア」シリーズ、「花宵の人形師」シリーズ、「恋するエクソシスト」シリーズ、「鍵屋甘味処改」シリーズなど著作多数。

「2020年 『山神よろず相談所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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