巡査の休日

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411455

感想・レビュー・書評

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  • 神奈川で現金輸送車の強盗事件が発生し、犯人の一人に鎌田光也の名が挙がった。
    鎌田は一年前、ストーカー行為をしていた村瀬香里のアパートに不法侵入したところを小島百合巡査に発砲され、現行犯逮捕された。
    だが、入院中に脱走し指名手配されたまま一年が経ってしまっていたのだ。
    一方、よさこいソーラン祭りで賑わう札幌で、鎌田からと思われる一通の脅迫メールが香里の元へ届く。
    小島百合は再び香里の護衛につくことになるのだが…。大人気道警シリーズ第4弾。

  • 201403

  • またもや一気読みしてしまった。
    結局のところ「キャリアがどうしようと、現場は現場がすべきことをするのみ」

    なるほど、まさしくそうだね。

  • ①笑う警官②警察庁から来た男③警官の紋章、から続く道警シリーズ第4弾。前編で香織を襲い小島百合巡査に発砲され現行犯逮捕された鎌田が、入院先から逃走した。指名手配されたが行方がつかめないまま、再び香織の周辺を伺う様子に小島百合巡査が警護に付くが、香織はよさこいソーラン祭りに参加し一緒に踊る事になる。シリーズ物の良さとして登場人物のメンバーのキャラがたち、前編からの繋がりが楽しみめる。小島百合巡査の過去の案件の処理の甘さを、うまく最終場面に結びつけた構成・タイトルの『巡査の休日』本当に上手いと思う。

  • 既読

  •  少々、飽和した雰囲気が漂っているように感じた3作目に比べて、4作中で起こった事件はきちんと気持ちよく片付き、最後は少し出番の少なかった佐伯さんの登場により、和やかに終わったと思いました。でも、鎌田が北海道に舞い戻った動機がよくわからなかったんです。また、読み流して
    しまったのかな?

     このシリーズは、1作目からこの4作目を通して、日時が少し被った状態で進んでいき、こういう形で進まれるとシリーズ全作を読まないといけないという心理になりますが、この辺りは今さらだけど本当に上手いと思います。でもその分、楽しませてくれました。

  • 神奈川県で現金輸送車の強盗事件が発生し、犯人の一人に鎌田光也の名が挙がった。鎌田は一年前、ストーカー行為をしていた村瀬香里のアパートに不法侵入したところを小島百合巡査に発砲され、現行犯逮捕された。だが、入院中に脱走し指名手配されたまま一年が経ってしまったのだ。
    __________

    いろいろと伏線があり、
    結末に期待したけれど、あっさりとして展開だった。
    意外性はあったけれど、あまり納得のいかない感じ。
    そしてタイトルと中身のギャップがあるような…。
    初めて読んだ佐々木作品だったけれど
    もっと他のも読んでみよう。

  • 読んだ

  • お気に入りの道警シリーズ
    甘いのは、わかっているが…
    4.5

  • シリーズ第4弾。
    逃走犯が、復讐を狙っているのか。
    姿の見えない犯人。
    いつものメンバーが、ばらばらに活動し、ちっとも絡まない。
    ばらばらの活動かと思いきや、最後は一気に畳み掛ける。
    タイトル通りの、休日のラストがいい。
    内容が、番外編的だった。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-02a1.html

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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