- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758411790
感想・レビュー・書評
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お料理がどれも美味しそう。
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郁子、江子、麻津子のアラ還女性3人組の恋物語。ほろ苦い、というよりは出汁が効いていて仄かに甘い、煮物のような大人の恋。三人三様、失ったものを見つめながらそれでも明るく食べる、作る、食べる。
三人で営むのはお惣菜屋さん。みんな訳あって今は独り。お惣菜や食べ物にまつわるエピソードが切なくて、大人ってこんなに素敵に恋をしているんだぁ…と若輩者はため息をついてしまうのでした。
でも三人は、お店の献立を決めている時が一番キャピキャピしていて可愛らしいです。笑 -
期待以上に面白かった。多少、長く生きていて、家族とか持っていた方がこの面白さに共感できるだろう。10代にはホントの面白さは伝わらなかったかな。河瀬直美で映画化されたらいいな。
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食欲の秋の棚にあったけど
あんまり食欲はそそられない。
六十代前後のおばさまたちの話だが、
ダラダラグダグダと色恋沙汰で終わる。
最近そうだけど、年相応の知的さや
深みはないのだろうか。大人って。
私30代や友人20代にはイマイチつまらないが
六十代にはわかる!って感じなのだろうか。 -
3人の総菜屋のおばちゃんの悲喜こもごも。
さらっと読める。 -
井上荒野さん「キャベツ炒めに捧ぐ」、2011.9発行、連作短編11話です。「ここ家」という総菜屋で働く江子(こうこ・自称くるこ)、麻津子(まつこ)、郁子(いくこ)のアラカン女性3人の物語。明るくて「攻め」が身上の江子は元夫にいまだに恋心を。ぶっきらぼうな感じだけど意外に純情で彼とどうつきあったらいいのか悩む麻津子。夫と死別した後も夫のことが忘れられない郁子。にくめない3人、3者3様の「可愛さ」が。(^-^)
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おばあちゃんと言ってもいいような年齢の女性3人が働く総菜屋が舞台(が多い)の話です。
3人ともタイプは違えどパワフルで私とは真逆。
でもそんな人でも心の中では喜怒哀楽を行き来しているのかな、と思いました。
底抜けに明るく悩みのないように見える人でも色々思っていて悩んでいるんだろうな。
でも一時のおもちゃにされた進くんかわいそう。