真夏の雷管

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 305
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758413077

作品紹介・あらすじ

真夏の札幌で、爆薬材料の窃盗事件。爆弾製造?誰が、何を爆破する?タイムリミット迫る命懸けの任務!チーム佐伯が警官の覚悟を見せる!大ベストセラー警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.12 変わらず上手い小説です。

  • 警察ものはあまり好きではない。

  •  『道警大通署』シリーズ8作目。

          * * * * *

     今回は鉄道ミステリーの要素が入ることで、リアリティーとスリルを高めています。

     それにしてもレギュラーが登場すると嬉しさが倍増します。
     特に気に入っているのが「ブラックバード」でのシーン。それぞれの性格がその言動によく表れていて楽しめるからです。
     佐伯と百合が魅力的なのは当然だけれど、津久井と長正寺も好きなので、彼らにスポットを当てたストーリーもぜひ読んでみたい。

     佐々木譲さんの作品では最も好きなシリーズなので、長く続いて欲しいと思います。

  • 園芸店で盗まれた肥料から爆弾に使われるかもと推理し、少ない証拠から犯人を特定していくところはすごいです。
    肥料を作った犯人を追うがわからの視点と、工具を盗んで捕まえたけど、逃げられてしまう。その工具を盗んだ少年を追いかける側の視点から書かれ、その2つが重なった時のドキドキ感。
    ページが止まりませんでした。

  • 道警シリーズ。
    佐伯さんと小島さんはこれ以上発展しないらしい。
    犯人の梶本さんの状況が悲惨過ぎる。
    ぜひ、情状酌量で軽微な罪にして欲しい。
    それで出所後は大樹と助け合って暮らすようになったらいい。

  • 外周から順々中心に集まったあとはじりじり時間との闘い。細かいところは解らないまま全力疾走~。て感じ。単純に話が終わってどっちかって言うとホッとしたw

  • 後半は一気読み!警察小説というと組織内部の権力争いが割と大きくクローズアップされる作品もありますが、(多少のいざこざはあるものの)じっくり事件を追いかけていく様に惹かれた1冊でした。

  • 道警シリーズの新作が出てたこと知らなかった〜
    佐伯と小島がもどかしい…

  • 佐々木譲『真夏の雷管』角川春樹事務所。

    道警シリーズ第8弾。安定の警察小説シリーズ。

    真夏の札幌で孤独な万引き少年を追う小島と爆弾材料の窃盗事件を追う佐伯。展開からして、小島と佐伯の追う別々の事件がどこかで交わるものと思われるが……

    案の定というか、これ以上も以下も無いといった展開と結末。道警の面々は果たして爆弾の爆発を阻止できるのか……

    本体価格1,600円
    ★★★★

  • 今回は子供が絡む事件。
    小さな出来事が1つの事件に繋がっていきます。
    佐伯警部補と小島巡査部長のこれからも気になるところです。

  • 道警シリーズで安定して読めたけど、ググっと引き込まれる感は少し薄いかな。

  • シリーズモノ。一応全部読んでるけど、ほぼ忘れてる。

  • 安定のイイ距離を保つ佐伯メンバー。

    違う線から追い掛けて、最後は混じり合う事件。

    毎回、書くけど(笑)事件はね、大した事ないのよね

  • 1月-4。3.5点。
    道警シリーズ。有る万引き事件から、スケールの大きな爆弾事件へ。
    いつもの道警シリーズ。少し大きな動きが欲しい。

  • 231久しぶりの続編で小さな事から解決に向けて地道に動く働きぶりが良いね。早く新しいのを読みたい。

  • それぞれのチームが追いかけている小さな事件の根が繋がって、大きな事件が見えるっていう、このシリーズの良くあるパターンだけど面白かった

  • 久々の北海道警察シリーズだったけど、テンポよく、あっという間に読んでしまった。
    今回は誰も傷付かずスッキリした後味。

  • 北海道警察シリーズ。夏休み、爆発物を作るかもしれない青年を探す事件と、その青年と一緒に行動している少年を探す事件がからみあい、最後は少年と青年の互いを思う控えめな交流が印象に残る。キャラクター全員は活かせてない感がありましたが全員が主人公にはなれないから濃淡が出るのは仕方ない。

  • 北海道警察とJR北海道を走る列車を舞台に、事件が複雑に絡んでいく。

    少年が起こした万引き事件、園芸店の盗難事件、最後は爆破事件へ。

    テンポよく話が進んでいきますが、事件を起こした犯人の状や少年の環境、読後感はイマイチすっきりしない感じでした。

  • 相変わらずのチームワークの良さ。
    バラバラに追っていた事件が線で繋がり、事件を阻止するところは流石だが、今回は何故か、ストーリーに入っていけなかった感がある。全体的に構成が固かった(物凄く抽象的だけど)気がするし、いつもの痛快なキレがなかったような。故にハラハラドキドキ感が感じられず…、あ、もしかして大好きな津久井さんの活躍が少な目だったのが原因かな(笑)

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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