警視庁神南署 (ハルキ文庫 こ 3-20)

著者 : 今野敏

• 角川春樹事務所 (2007年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sakibooksakiさんの感想 · 2017年9月4日]

大事件というほどでもない事件。けれど、当事者にとっては一大事。
みたいな事件を警察と被害者から描いてる。
登場人物が人間くさくて好き。

[TOYPLOTさんの感想 · 2017年7月14日]

安積シリーズも面白い！

[流霞さんの感想 · 2017年3月2日]

安積班シリーズはファンタジー的要素殆ど無くて、
フィクションだけど、ノンフィクションみたいに
事実のように淡々と話が進んでいくから読みやすくて面白い。
今回の話は特に現実に沿ったような内容だった。
すっきりとした終わり方ではないけど、ドラマチックさとか無駄にあるわけじゃないから
すっと読み終えられるのがいいな。

[shotchiさんの感想 · 2016年12月23日]

相楽さんって、警部だったっけ？昇進したのかな？読む順番がごちゃごちゃしているから、話のつじつまが合わなくなってるのかな？それとも、全く別物のお話、として読めばよいのか・・・などと疑問ばかりが気になって仕方なかった(;^ω^)

[reo1024さんの感想 · 2015年2月20日]

銀行員がおやじ狩りに合う。
その仕返しに暴力団が加わってしまう。
心理描写が面白い。

[junkchemさんの感想 · 2014年11月17日]

　安積警部補再登場。ベイエリア分署が解体されて安積班の面々がそっくりそのまま移ってきたという設定の警視庁神南署。場所は違えども刑事たちの顔ぶれは全く同じなのだからそっくり続きものを見ているかのようだ。おまけに本作ではベイエリアでは交通機動隊でぶいぶい言わせていた速水が車を降りて安積とともに歩き回るというのがおかしい。今回の事件は不良少年たちのおやじ狩りと被害者の銀行員、そこに取り入るヤクザという三つどもえの中で起こる殺人事件。おなじみの須田、村雨らがらしい働きをして真相を明らかにする。どうしようもないクズどもにきっちり落とし前をつけさせる、陳腐な表現ながら胸のすくといっていい安積班の活躍だ。さあデカ長といっしょに飲みに行こう。

[ys443さんの感想 · 2014年3月15日]

好きな本はすらすら読める。

[kakapo1233さんの感想 · 2014年2月15日]

　今野敏さんの『隠蔽捜査シリーズ』『東京ベイエリア分署シリーズ』は、暴力シーンや性的な描写がほとんどないのが好きだったのだが、この『警視庁神南署』は、ちょっと違う「おもむき」だ！大人の男性向けなのかな？
　'88『二重標的』'90『虚構の殺人者』'91『硝子の殺人者』と三作が刊行された『東京ベイエリア分署シリーズ』は、バブル終焉の余波で現実との祖語が発生し、止むなく中断した。それから苦節６年？舞台を東京湾臨海署から神南署に移し、新・安積警部補シリーズとして'97『警視庁神南署』が誕生した。
　渋谷で銀行員が数人の少年に襲われ、金を奪われるという事件が起きた。新設されて間もない神南署の安積警部補たちは、捜査を開始したが…
　東京ベイエリア分署時代は、際立った特徴が乏しかった本シリーズも「不良債権を抱えた銀行と経済ヤクザの関係が引金になって事件が起こる」という設定や「少年が犯罪に走るのは、ちゃんと子供を躾けない大人の責任だ」という指摘など、社会小説的な側面を加え、物語が事実している。
　もちろん、安積と部下達の間にある不思議な信頼関係の描写や、安積と速水の間に繰り広げられる愉快な会話も健在だ！安積と本庁の相楽警部補との対立構造も続いている。

[red0730さんの感想 · 2013年8月19日]

13/8/19 62読了

[ココたろうさんの感想 · 2013年8月17日]

おやじ狩り。須田ちゃんと速水好きだわ＾＾

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」