警視庁神南署 (ハルキ文庫 こ 3-20)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758432757

感想・レビュー・書評

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  • 古本屋で出会えたので、その日のうちに読みました。
    (出版の順番がわからないので、ウィキペディアで確認しながら、本を探しています。)

    蓬莱・イコンより前の話し運び---安積班内の人間関係を中心に物語が進みます。
    TV版とは違う、プライベートに影を持ち、上司としての立場に悩む、本来(?)の安積さんがいました。

    ストーリー自体はバブル崩壊直後のこともあり、少し古臭い印象がありますが、展開はスピーディーで読んでいてストレスを感じさせません。
    ただ、村雨と野田への心境の場面になると、少しくどさと停滞感を感じました。
    そこだけがおしい!

    一度だけ、最近の安積班を読んだときは、部下への心情ももっとスカッとしたものだったので、どこかで班長の心境がかわるかもしれません。
    そういえば今回も、家族への心持は上向きに変化しているよう気がしました。
    部下への視線もより暖かくなった彼に早く会いたいです。

    次巻も期待します。

  • 銀行員がオヤジ狩りされる。

  • 相変わらずの読み応え。
    少年事件を描かせるとうまいなぁと毎度毎度思うんだけど
    今回は痛そうな描写がちょっと多くて
    痛そうなのは苦手なので読み進めるのにちょっと苦労した。

    犯人に対して同情すべき点がひとつもないのが見事すぎる。
    狩られたのも脅されたのもある意味自業自得。
    罪をオヤジ狩りの少年に被せようとするのも汚い大人って感じで嫌。
    すべてのアラフォーの銀行員がこんなヤツだと思われたら困リます(笑)。

    村雨さんが本庁の若手を怒鳴りつけた辺りはスカッとした(笑)。
    そういう細かいところも面白い本だった。

  • 【読間】
    現在約半分。
    キャラが分かりきったシリーズモノなため、気軽に読める。

    安積班の面々は、相変わらずの人間模様。シリーズ4作目なのに、人間関係にはほとんど進展無し。時間の流れはあるようだが………、安積さんの部下評は毎回ほぼ同じ………“サザエさん”か“のび太くん”の世界のよう。

    ま、そんなところも、ある意味安心感になってもいる。
    2012.10.31.


    【読了】
    キレイに終わった。
    テレビ向けな内容だなぁ。

    という印象。連ドラが3期も作られる人気シリーズになるのは、頷けるかな。



    安積と部下達との人間模様………安積の一方的な思い込み&自信の無さ、元妻への想い………は、作品中では進展を見せ、次作開始時にはまたリセットされるという(笑)………。ま、ソレも、シリーズの“味”でもあるのかも知れない。


    ★3つ、7ポイント。
    2012.11.01.了。図。

  • 20120512

  • どれも面白い

  • 今野敏が変わった。読みやすく面白く肩の力が取れた感じ。結末は
    バレバレ、もう一ひねりほしかったかな。事件の陰に女ありで 銀行員の奥さんに一仕事与えても良かったか? しかし今野敏をもう1冊買ってこようかと思わせた作品である。

  • 東京・渋谷で銀行員が少年数人に襲われ、金を奪われる事件が起きた。新設されて間もない神南署の安積警部補たちは、男の訴えにより捜査を開始した。だが、数日後、銀行員は告訴を取り下げてしまう。一体何があったのか?そして今度は複数の少年が何者かに襲われる事件が…。二つの事件を不審に感じた刑事たちが、巧妙に仕組まれた犯罪に立ち向う!ベイエリア分署シリーズの続編、待望の文庫化。 (「BOOK」データベースより)

    出来心でものぞきはダメですね。
    そのせいでとんでもないことに巻き込まれてしまう。
    まあ、それも仕組まれたことだったわけですけど。
    疑われた青年が、変わっていくのがうれしかった。
    厳しさの中に愛があるのが、安積班なのです。

  • 『蓬莱』『イコン』ほどは面白くないなぁ。 この山崎には全然共感できないな

  • 神南署の長編。
    わりとスタンダード(?)といいますか、警察小説らしい警察小説と言いますか。

    それぞれが「らしく」物語が進んでます。

    村雨さん、やっぱりツンデレだなあ、とか。

    黒木さんと桜井さんの活躍がちょっぴりものたりない気もしますが、それは神南署安積班の方で……。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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