想い雲: みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-3 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 5417
感想 : 610
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434645

感想・レビュー・書評

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  • みをつくし料理帖シリーズ第3作。
    野江ちゃん、富三との再開。

    富三との再開と簪 う尽くし
    野江との再開 ふっくら鱧の葛叩き
    にせつるやと三方よしの日のはじまり ふわり菊花雪
    健坊の藪入り こんがり焼き柿

  • 上方育ちの女性料理人の澪ちゃんが、江戸でふるまう料理の数々。きったはったのない時代小説好きとしては、どストライクなシリーズですが、今回も面白かった。前巻より恋愛色薄れてぐー。いろいろトラブルはあるけど、澪ちゃんの料理の前にはみんなとろとろです。おいしいもの好きな人には特におすすめ。私は花魁の話が好きー。

  • みをつくし料理帖シリーズ第3弾。
    第3弾では特に、澪の料理人としての成長が感じられ、そして澪を支える周りの人たちの暖かさに胸が熱くなる。
    お寮さんや種市のように全力で支えてくれる人だけでなく、小松原さんや源斉先生や又次さん、そしてりうさんと、さりげなく支えてくれる人たち。本当に素敵。
    ドラマではあんな扱いだった清右衛門&坂村堂も、原作ではなんといい存在か!(笑)
    このシリーズは本当に夢中になって一気に読んでしまう。そして登場人物たちを応援しているはずが、読み手の自分の方まで元気をもらえる。
    明日も頑張ろう!

  • (2014年8月21日 再読)

    ドジョウ髭の坂村堂が登場して、元天満一兆庵の奉公人で佐兵衛の顛末を知る富三に騙されご寮さんは簪を奪われてしまいます。
    澪は翁屋で鱧料理を振る舞い、ついに野江と再会。
    女料理人やつる家を語る店のせいで、食あたりの濡れ衣をかけられお客が来なくなってしまい、澪は又次に助っ人を頼んでお酒を出す「三方よしの日」を始めます。
    そしてふきの弟、健坊の迷子騒動。

    こうして、もう一度みをつくしの歴史を辿ると懐かしく感慨深いよね。

  • ああ、やっぱりいいな。ホッとする。
    食中毒事件の時はどうなることかと・・いじらしい2人の「みお」の恋も気になります。
    旬のものは旬の1番美味しい時期に。私も季節のものを取り入れた食事、そして丁寧な料理(すぐ忘れる)・・心がけなければ。

  • みをつくし第三弾。失踪した佐兵衛の手掛かりを知る元料理人の富三が現れるが、佐兵衛の行方は未だ知れず。江戸の時代に女料理人として様々な辛酸を舐めながらも、料理で人を幸せにしたいという誠実な思いで店を切り盛りする澪は応援したくなる。どの話も辛いことがありながらも、少しだけホッコリする。

  • シリーズ3作。季節がめぐり、2年目の夏から秋にかけての物語。色々とトラブルに遭いながらも、物語は少しずつ進展。

    店主種市の影が益々薄くなる展開となってきた。
    日本橋の両替商伊勢屋の娘の美緒、どじょうに似た顔の版元の坂本堂がレギュラーキャラに追加。

    ライバル料亭の登龍楼を追われた末松が作った偽つる屋が食中毒を出したことで本家つる屋も風評被害。吉原の扇屋の又次に手伝ってもらって10日に1回酒を出し始める展開。吉原で野江との再開。小松原のお役目が将軍の献立を管理する御膳奉行だということが判明。下足番ふき弟の健が登龍楼から脱走。などなど。

    鱧の血が毒という話は知らなかった。鱧は食べ慣れていないため、味の想像が出来ずに全く唾が湧かなかった。

  • 始まりから波乱の予感がした今回。
    若旦那さんのことや、新たなる嫌がらせや、もう色々。
    でも、澪なら乗り越えられると信じて読み進めます。

  • みをつくし3作目。今回も感動あり毎回だけど料理の描写が素晴らしい。シリーズいい感じに引き込まれてます。

  • 2019/04/23
    3巻目。なんて心に響くんだろう。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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