あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (ハルキ文庫 た 19-18 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2017年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758441100
感想・レビュー・書評
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五代目徳兵衛が隠居を申し出て、三男智蔵が六代目を継ぐこととなる。周囲の揶揄を跳ね返して幸は五鈴屋の暖簾を守るために六代目に嫁ぐことに。運命に翻弄されているようでいながら、知恵を働かせて人を大切にして六代目と商いを協力していく幸に再び運命を試される出来事が訪れる。次巻がどうなるのかとても楽しみ。
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ここから、テレビになかった話に入っていく。波瀾万丈の幸がどう乗り越えるのか、ハラハラドキドキです。
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惣次去る。い
智蔵とともに、商い継続の決断をする幸。
五鈴屋の商いの仕方に、とても共感が持てる。 -
2024.02.01 ★4.0
↓↓↓内容↓↓↓
江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾! -
一気に4巻まできましたー!!今まで、今村翔吾さんのワクワクハラハラ系が好きだったけれど、こちらは、聡明な女性が主人公でしっとりと賢く展開する物語。
この巻では、人が亡くなるシーンがなんともリアルだけれど描写が美しいとさえ感じてしまいました。亡くなった母を思い出して、やっぱり泣いてしまいました…
江戸時代の街並み、人々の様子、商人の生活、身分等々、中学高校の歴史の授業で参考文献として、こういった作品を扱えばいいのに…とつくづく思います. -
5代目と離縁、なんと3男との結婚、新たな商売の戦いが始まる。
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幸さん...あなたの強さに慄くわ。
3回よ。3回!それもタイプが違う3兄弟よ!?
凄いわ。いや、もしかしたら羨望もあり...?
まあ私は始めから、智ぼん推しでしたが。まんまと作者の思うツボですな。
物語後半になればなるほど「これは半沢直樹?」「作者池井戸さんの間違いじゃ?」と勘違いするような場面が多い!
江戸時代でも現代でも、あきないというものはきっとこういうことなんでしょうな。(ざっくり) -
六代目のご寮さんとなった幸、本格的に商い参入ですね。あっ、これ前作でも言った記憶が。
そしてなんと続きが気になる終わり方…