大人の実力

著者 :
  • 海竜社
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本棚登録 : 84
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784759310566

感想・レビュー・書評

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  •  浅田次郎氏の作品から「名言」を抜粋したものでしょうか。「大人の実力」、2009.4発行。言葉がきれいすぎて、私にはちょっと空虚に思えるものが多かったです。ストンと響いた言葉は、「座ったとたんに出てくる寿司、早い寿司は食うな、そして遅い鰻は催促するな」でしたw。「カネの重要性は、苦労して作った本人にしかわからない」というのも納得です。

  • 「白黒をつける」が面白すぎる。自分はこういう勧善懲悪みたいなのが好きなのだろうか?

    2020/9/13
    一回読んだのを忘れてて、図書館でまた借りてきた。再読。
    大人の流儀みたいのってこうだよね、というのを小噺で教えてくれる本なのかな。なかなか頭に入って来なかった。でも、前回書いてた「白黒をつける」はやっぱり面白かった。あとは、「人相風体はその人間の本質を語らない」がおすすめかな。

  • 二度読み。浅田次郎の本の良いとこ取り。かつて読んだ本がまたよみがえってきて、再度読みたくなったり、その時の感情が思い出されたり。
    色々なことがつながって、生きる糧を与えられる。

  • 世の中が豊かになるにつれ子供の成長は早くなったが、心の成長は貧しい時代に育った自分たちに比べて七つも八つも遅れている おのれの歴史的な座標を常に意識する必要がある 人間の幸福は決して金品では贖えない 断言しても良い。書物さえあれば、親も学校もいらない。それだけでいっぱしの大人になることはできる

  • 大人のためにだろうか?字が大きい!
    著者の著作から大人であるための部分を編纂したもの。
    抜き出された部分だけでも味がある。

    2012/07/22図書館から借用;08/02から読み始め;08/04読了

  • ≪内容覚書≫
    浅田次郎の作品の名場面集。
    大人のあり方としての、彼の信念がまとめ上げられたような一冊。

    ≪感想≫
    場面として切り取っても泣けてくることばの数々。
    ことばに重い。

    ただ、やはり、そのことばの前までの行動や感情が
    あってこその感動なので、物足りなさが残ってしまう。

    やはり読むならきちんと作品として読みたい。

    ただ、行き詰ったときに、ざっと読み返して、
    その時の感動を思い出すにはよい一冊。

  • 作者の今までの著作から珠玉の言葉だけをまとめた一冊。大人になるとは難しいこと。大人になるため模索を続ける筆者からのメッセージ。

  • 著作の中からテーマを決めて一文を掲載し集めた書。
    大人としてあるべき姿を集めたという作者のあとがきが伝わる一冊。

  • エッセイかと思って借りたら、今までの作品の中の名台詞集だった。
    この人の作品の登場人物たちは至極真っ当なことを言ってるだけなんだけど、それがいい。
    椿山課長、王妃の館、聖夜の肖像で泣いた覚えが。
    浅田作品はちょこちょこ手を出しているけど多作な人なので
    まだまだカバーしきれていないなと思い知らされた。
    一番好きなのは天切り松シリーズ。義族たちの生き様が粋。
    エッセイは電車の中で読むこと無かれ。
    噴出して何だコイツ認定されるかと。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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