女の子が幸せになる子育て

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761265656

感想・レビュー・書評

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  • 品川女学院校長の漆紫穂子氏の著書。

    幼児というよりも、中学生・高校生ぐらいの親向きですが、今のうちからそれを意識して読んでおく分には悪くないかな、と思い、ささっと読んでみました。全体で203ページ。気軽です。

    主には学校でのケースが多いようにも感じましたが、いくつか共感できるものがあったので、ピックアップしてご紹介します。

    まずは、2人1組でやる短所を視点を変えて見てみるエクササイズ。
    ひとりが、「何でも先延ばしにする性格なんです」と吐露すれば、
    もう一人が「先延ばしをする性格なんですね。そして、物事を慎重に進める人でもありますね」
    といった具合に。見方を変えて伝えてみると、短所が長所に見えて来るという不思議。

    次に共働き家庭にありがちな延長保育での一コマ。
    「遅くなってごめんね」とお子様に伝えるのではなく
    「お母さん、今日も頑張ってお仕事してきたよ」
    と前向きに言うのが大事。仕事に負い目を持っているようなお母さんは最近は少ないかなと思わないでもないですが、もしそう思われている方がいたら、参考になる声掛けでは?

    最後に日本人としてのアイデンティティをしっかり持つこと。
    日本の文化、マナー、お作法はすべて相手を思いやる気持ちから成り立っているというくだり。
    華道や茶道の例等を出して、分かりやすく教えて下さいました。
    「日本文化は相手を思いやり、互いを活かし合う、和の心、チームの力を大切にする」
    とのこと。

    日本人であることに誇りを持ち、そして世界に恥じない子どもに育てたいものですね。

  • 品川女子学院の校長著。 この方が学校改革をし同校の入学希望者が7年で60倍になったそうな。
    思春期の子を持つ親へのアドバイス的な内容。特に女の子だけに限っていない内容の部分も多い。なるほどなと思う所もちょこちょこあり。
    お父さんに対して、お母さんへの接し方のアドバイスまであるのが面白い。
    子供を素直に育てるには夫婦円満は大事ってことか。
    しかしどれも理想論なので、こんなにみんな素直でうまくいくんだろうかと思ってしまうが。
    とても読みやすく、すぐ読めるので、読んで損はないかなと思う。
    都内の私立女子高のことなんて詳しく知らない地方出身者だけど、同校の教育内容確かにちょっといいな。と思った。

  • 2018/4/16

    かなり以前に買ったのにきちんと読んでなかった本。
    小学生になるし、自分の子育てを今一度振り返ったり、これからのヒントがあるかと読む。

    受験や反抗期前にもう一度読んでみたらいいかも。

    ゴールイメージを持たせる。
    挫折しそうな時、もし、これができたらどうなる?と聞く。
    ルールを設ける。
    相手の立場になり考えると心が休まる。
    自分に合う学校を選ぶ。
    最後の決断は本人に。
    壁を乗り越えた分だけ、将来の困難にも打ち勝てる。
    28歳で自立する女性になる。

    内容の全てを我が子に当てはめられるとは限らないので、個性に合った対応がいるけど、ふと反省させられることもあり、読んでよかった。

  • 10年くらいの間に偏差値を20近くも上げた品川女子学院中学・高校の校長が執筆した本。女子の家庭教育についてのみならず、学校での授業の取り組みも紹介されている。
    28歳になったときの自分を想像して……、というのは成る程と。

  • 品川女学院の校長。
    経験を元に、学校での活動事例なども紹介。

  • 不安を取り除いてくれるものではないけれど、不安を煽らない文章の中で同じことをじっくりと一冊のページをめくり終わるまで考えていさせてくれる本。品川女子学院の校風は少し出てくる程度。

  • 「28歳になった時に自立した子を育てる」に共感。

  • 本日午後は娘の塾で個別面談。
    あまり無茶な志望をしているわけでなし、弱点や強化すべきところもよく見えているので(算数!なぜ親と子で似ているのだ。獲得形質は遺伝しないんじゃないのか。)、平穏に終わった。

    「いい学校からいい会社へ」という人生のコースが安定や幸福を保証しないことは明白だが、逆説的に、リスク化した世の中を前提にするからこそ、生きていく力の基礎となる勉強力はしっかりつけるべきとも言えるんだよな。

  • だいぶ前に読んだ。その時は参考にしようと思うことが色々あったけど、日々の育児に格闘してるうちにすっかり忘れてしまった。
    もう一度読もうかな。

  • 0908

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