コーヒーが冷めないうちに

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135070

感想・レビュー・書評

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  • 過去か未来にタイムリープできる喫茶店が舞台です。

    過去か未来どちらに行きたいかと言えば、過去かもしれません。未来は怖いので躊躇します。

    だが恐怖以上に見たい未来があります。
    後悔を払拭させたい過去もあります。

    ワンピースの女(幽霊)が計に後押しするかの様に、ゆっくり瞬きをしトイレに行くシーンが好きでした。
    そして、計は未来にタイムリープします。

    今からでも遅くない「心」に素直に大切に過ごして行こうと読後思いました。

     

  • 前半の文体があまり好きではない。
    三人称の文体と思いきやだれかの一人称語りになっていたり、時々ウィキペディアのような説明が入ったり。会話ベースになる後半は比較的違和感なく読めたが。

    ストーリー設定は面白かったが、それ以上何も心に伝わってこない感じで残念。

  • 非常に読みやすい文章なのですが、あっさりしていて若干ライトノベル寄りなのかな?と思いました。
    急に平井さんの妹が亡くなったり、病気がちな計さんがあっさりと妊娠したり、所々そこをもっと深く知りたいんだけどな〜というポイントがありました。
    何より高竹さんは、夫と一緒に住んでるんですよね…?
    どうやって2人でカフェ以外の空間で過ごしているのか全く書かれておらず、少しツッコミどころの多い印象を受けました。

  • 過去や未来を変えることができなくても、タイムリープする意味はあるのか。

  • 数年前、映画で感動したので、原作を読んでみることに。映画では2回泣けたが、小説では泣けなかった。設定は面白いが、内容が少し浅いように感じた。

    映画と少し内容が違い、小説では「幽霊の女」の正体が分からず終わってしまったので、腑に落ちなかったが続編に続くようだ。

  • 悪くはないけど感動もしない普通の話という感じだった。
    舞台や過去に戻る際のルールがいくつもあるというのは面白いのに、なんだかそれをうまく活かしてないというか、予想通りの展開過ぎて、終始「ふーん」という感じで終わってしまった。

    タイトル、あらすじ、表紙などがすごく良くて、期待値が上がり過ぎていたかもしれない。

  • 情景の描写に難があり、スっと頭に入ってこない・・・。

    あらすじ読んで感じた通り、ネタは面白い。が、短編構成が良くないのか、物語が浅い。移入も浅くなる。

    あと、善人しかでてこない。


    このコンセプトがお好きなら、流星ワゴン/重松清や、ナミヤ雑貨店の奇蹟/東野圭吾をお勧めしたい。

  • 映画がとても胸に染みたので本を買ってみたものの、
    映画の方がずっと良かったという稀な作品。

    脚本や演出によってもだいぶ印象が変わるのでしょうね・・・。

  • 読むタイミングが悪かったのかそこまで感動しなかった。

  • 設定自体は面白いと思ったし、感動できたらいいなと思って買った記憶がある。
    でも4つともそんなに面白くなかったな……あるあるって感じの話に感じてしまって……。
    それに加えてワンピースの女の謎とか、なんで15年後に数達が北海道にいるのかとか、なんで娘が写真を撮りに来たのか(まあこれは母の顔を見るためだろうけど)とか、色々謎を残したまま終わったのが一番だるかった。シリーズものだから次作とかでやるんだろうけど(調べたら3作目とかで北海道編があるみたいですね)、その謎のためだけにベタベタ展開物語を読むのは退屈すぎる。
    絶妙に謎が残っていることと話自体がそんなに面白くなかったので評価低めだな……。記憶がなくなっていく夫とかもっと感動できるかと思ったんだけどな……。姉妹の話も……。親子の話とかもわりといつも泣く題材なんだけど、道中が短くて突然娘に会いに行く展開になって、物語の泣きどころをぽんと出されただけに感じてしまった。急にクライマックスがきても感動ってあんまりしないもんなんだな、と思った。

著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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