- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769020011
感想・レビュー・書評
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改めてみても、好きだな、この本。
昔見たときは、
こんなに柔らかい色をしているって思わなくて、より好きになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもの教科書に出て来た。あぁぁ懐かしい。
娘の朗読で、思い出したよ。
にじいろのゼリーのようなくらげ
すいちゅうブルドーザーみたいないせえび
・・うなぎ。かおをみるころにはしっぽをわすれてるほどながい・・。
一緒に呟いたら、娘にびっくりされました。
教科書を見せてもらうと、
あぁーカットされてるーくらげもうなぎも!
文章は本のままだけど、ダイナミックな絵が、あれがいいのよねぇ~。と私は思い、
それで、私はスイミーは教科書だけでなく絵本で読んでもらっていたんだなということを思い出しました。
スイミーのかしこさや、さかなたちが協力しておおきなマグロを追い払うシーンは素晴らしいんだけど
わたしが子どものころからずっと忘れられないのは
この真ん中のシーン。
海って不思議。未知の世界。きっととっても美しくて、怖い世界。
最近はテレビでよく海の中の映像を見るけれど、
子どものころは想像するだけだった海の中の世界。
よくわからないから、ものすごく印象に残ったのかな。 -
小学生の頃、教科書に載っていましたね。
だれでも知っている話、と思いましたが、読んでみるとなんだかうろ覚えだったなあと思います。
小さな魚の兄弟たち、みんな赤いのに1匹だけ真っ黒。
それがスイミー。
スイミーはだれより泳ぐのが速かった。
ある日マグロがやってきて、兄弟たちをみんな飲み込んでしまった。
一人ぼっちになったスイミー。
海でいろいろな面白いものを見ているうちに元気を取り戻す。
そこで出会ったのはスイミーの兄弟そっくりの赤い小さな魚たち。
遊ぼうと誘うが、大きな魚を恐れて出てこない。
スイミーは考えた。
そうだ、みんないっしょにおよぐんだ。大きな魚のふりをして。
そうしてこわい大きな魚を追い出した。
4歳娘がスイミーの劇をするというので再読。 -
4歳0ヶ月
スイミーの真似をして泳ぐ。
なぜ大きいお魚を追い出すのかはわからない。 -
広い海のどこかに、小さな魚のきょうだいたちが、たのしくくらしていた。
みんな赤いのに、一ぴきだけは、からす貝よりもまっくろ。
およぐのは、だれよりもはやかった。
名前は、スイミー。
小学校のころ、妹が暗唱していて何度も聞かされたおはなし。
それをうちのちびちゃんが、ほぼ暗唱して音読。
透明感のある絵に、賢くたくましいスイミーたちのがんばり。
文章もテンポがよくて、いつもは嫌々な音読も楽し気に読む。
何世紀後にもきっと残る絵本だから、そのときもスイミーたちが元気に泳ぐ海であれ。 -
1匹だけ黒い魚のスイミーが、他の魚と協力して大きい魚に対抗する術を考える話。
最初にあっさりスイミーの兄弟達が食べられちゃうんですね。
まとまって泳いでるのが兄弟だと思ってました。
味のある絵でまた読みたいと思いました。 -
幼稚園の頃読んで以来、何十年ぶりに読んだらすごく絵がきれいで驚いた。
赤い小魚はスタンプで、スイミーは切り絵だろうか?
背景の和紙のような色のにじみが、水のゆらぎを表していて見ていてうっとりする。
でも幼児の頃はこの絵が苦手でスイミーの話もあまり好きではなかったのだ。
大きな魚が怖かったのかもしれない。
最初にスイミーの兄弟も全員食べられてしまったし。
子供向けだが、美しくも残酷な魚の世界にふわふわした幼児では実は付いていけないのかもしれない。 -
〈小さな黒い魚の大きな勇気の話〉
絵本作家のレオ・レオニが描き、詩人の谷川俊太郎が訳をした絵本。日本では光村図書が発行している小学2年生の国語の教科書に採用されてるので、読んだこともある人も多いかと思います。
短い絵本のため、話は理解しやすいと思います。
けれど、読んだ時に印象に残るところは人によって異なるかもしれません。
ある人は、黒い魚「スイミー」の賢さと勇気に。
ある人は、コンプレックスを武器に変える発想の転換に。
ある人は、スイミーの喪失感に。
ある人は、色鮮やかで想像を掻き立てられる海の生き物たちに。
それらがレオ・レオニによる原文と色彩豊かな絵、谷川俊太郎による原文の良さを損なわないように翻訳された文によって、豊かに表現されています。
何歳になって読み返しても気持ちが豊かになる一冊です。
【受賞記録】
産経児童出版文化賞
「第1回国際絵本ビエンナーレ」金のリンゴ賞
「第3回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第9位 -
小二の国語の教科書に書いてあったお話。
懐かしい