自分イノベーション ー問題発見・解決の究極メソッド (生きる技術!叢書)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774147642

作品紹介・あらすじ

時間の使い方、必要な情報の下調べの方法、調べた内容のリスト化・序列化・構造化、データの使い方と置き換え、プレゼンテーションの方法…。自分自身で考える力を身につけるための、超実践的スキルアップ教養講座。

感想・レビュー・書評

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  • まずやりなはれ。の精神。
    走りながら考える。
    出来ない理由を考えるのではなく、出来そうなことから始める。小さく生んで、大きく育てる。

    時間を作るにはやたらとつるまない。
    孤独を恐れず、孤立をしない。
    そこまで努力して何を得るか。それは自らの未来に対し、選択肢を多く持つことである。

    最大の敵は無関心。それは戦う前から機会を失うことである。

    まずは相手に選んでもらうことが肝要。
    その為には構造化と優先順位をはっきりさせる。
    プランをきちんと作り、都度発生する様々な変化に臨機応変に対応することが求められる。
    問題の構造を把握し、その構造の中でやるべき順番を決める。それが、構造化と優先順位である。

    天才になる為の一万時間。このことはよく言われること。
    二足のわらじの第一歩となる。その為の準備。

    遊びが仕事で、仕事が遊び。という言葉もある。
    仕事の中に遊びという要素を入れる。

    棚卸しをして自分を知る。その為に時間割を書いてみる。
    日曜スタートで土曜終わり。1時間を1マス。
    漏れなく、重ならず。を旨とする。
    睡眠、移動、仕事、遊び、食事。
    それに追加するものは自らの目標とするもの。
    多くて3つまでとする。それを時間計算し円グラフにしてみる。これを平時に作っておく。
    この棚卸しは自分と向き合う時間である。
    これを貯めていくのがよいとのこと。

    著者は英語力としてTOEIC720。
    更に860を越える努力を。と書いている。
    仕事の報酬は仕事。
    作業を始める際、全体量を見通して宣言する。
    そして逐次達成度をパーセントで捉える。

    10%。まずは全体像を見通して、全体のスケルトン(作業範囲と作業量)を見積もる。
    また着地点を意識する。
    30%。一回目の報告。
    実作業をもとに、今後の作業予定を修正する。
    その際、自分のベストなものを用いて相手と議論する。
    問題を先送りすると作業量は指数関数的に増大する。
    50%。中間報告。
    この50%を通過するとゴールが見えてくる。
    70%。データの取りまとめ。
    自分で100%と思っているものはプロや上からの目線で見ると70%と扱われるのではないか。
    と謙虚な姿勢で最後の詰めをしっかり行う。
    90%。最終報告書へ。
    始めに戻り全体を見通し、これまでの積み残し作業をリストアップする。
    120%。プレゼン、更なる追加調査。

    ホウレンソウはコンスタントに適切に行う。
    ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)高貴さは(義務を)強制する。
    つまり、社会的地位を有するものはそれなりに責任が伴うことを意味する。
    大学生に向けた書であるが、社会人にも有効な書であり、興味深く読むことができた。

  • 出版社さまより献本いただく。

  • 自分イノベーション ー問題発見・解決の究極メソッド
    2011/7/29 著:林 志行

    本書では、著者が専門とする経営戦略、マーケティング戦略、リスクマネジメントの様々な手法を個人(読書)に適用し、「自分イノベーション」を達成するためにはどうすべきか、その処方箋を提示している。

    構成は以下の10章から成る。
    ①問題を知る
    ②自分を知る
    ③相手を知る
    ④時間を知る
    ⑤方法を知る
    ⑥プロセスを知る
    ⑦ゴールを知る
    ⑧情報を得る
    ⑨ネットワークを知る
    ⑩ギアを入れる

    経営戦略等の企業の運営に用いる技法を個人に応用して自分イノベーションを起こす。楽しそう。難しいが楽しそう。

    本書はターゲットを幅広く設定しているとあるもののどうしてもいたるところで就職活動等の学生の例がこれでもかと出てきており、どうしてもそっちに引っ張られてしまうことが多かった。

    一例として自分に置き換えることはなかなかできず読むのにも時間をようしてしまった。しかし、読み終わり振り返れば体系的に手順を踏んで書かれていることから、再読後の理解度は格段に増している。

    理論が背景にある展開の書物は納得性も高く、頭に残ることが多く、本書もそんな優れた一冊であった。

  • 学生向けに書かれた本なのではないかと思うが、本書で紹介されているスキルは、社会人であっても応用可能と考える。
    いくつか興味深いキー概念を発見。

    ○のりしろとのびしろ
    ○縦糸と横糸
    ○狭義のゴールと広義のゴール

    各章の相互の位置付けや関連性が明確でないところもあったと思うので、少しモヤモヤ感が残ったものの(自分イノベーションの明確な定義のないまま帰納法的に自分イノベーションのためのスキルを積み上げていくところなど)、上記のキー概念を発見できたことは有益。

  • プロセスとはゴールに向かうまでのエビデンスを用意すること

  • 本の内容はちょっとボヤけているように感じてしまった一冊。

    でも最初の方の言葉は考えさせられるものがありました!

    『イノベーション』とは自らに変革を起こすこと。
    自分自身が今までやっていたこと違ったことをする。意図的に変えるということなので、快楽に流されやすい。

    その中でも変えたいという意志を持つことを改めて考えさせられました。

    わかっていてもやめられないはホントはわかってないんですよね。
    それだけやっていることに意味や意志を持とうと強く思いました!

  • 大学で著者の授業を受講していたため購入。
    「再現性」を確保するために、エビデンスは不可欠、である。
    一通り一気に読んでみたが、ハウツー本としての色が強く、
    時々で必要な部分をピックアップして活用したい。

  • 比較的厚いわりには中身が薄いと感じた。

  • 当たり前なことが多く、多く自己啓発系の本の焼き回し的な印象。

  • コンサルタントが用いる手法を自己分析に応用した本。考え方はかなり参考になる。内容は平坦な客観的なコンサルタントらしい書き方なので、飽きて来て一気に読みたくはならない。自分が必要としている部分を捜し読みするのがベターかもしれない。それでも読む価値は十分にある。

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