- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774610573
感想・レビュー・書評
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表紙だけ見ると、普通の絵本かな?というのが最初の印象でした。
場面は男の子がラーメンを食べているところから始まります
「ぼく」がラーメンを食べているとき
その隣の家では○○ちゃんがテレビのチャンネルを変えて
そのまた隣の家では○○くんがトイレの水を流して
…日常的な風景の連鎖が、段々と広がりを見せていきます
そのとき隣の町で…
そのまた隣の町では…
そのときその隣の国で…
やがて国が変わり、段々と深刻な空気が絵本の中に漂いだします
「ぼく」が平和にラーメンを食べているとき、世界では「平和」とは程遠い暮らしをしている子どもたちがいる。
この絵本はまず子どもたちの日常に入り込み、
無理なく想像力を徐々に広い世界に引き込ませてくれます。
子どもだけでなく、大人にもお勧めの絵本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぼくが倒れてるとき。。!などと言って遊んでいる。(S7)
「ねえねえ。これって早口言葉じゃない?」とも。
全然わかってない。
読後に風の音が聞こえるような絵本。
考えさせられる。
子供もいつか何かを感じてくれるだろうか。時間をおいてまた読ませてみたい。
「この本読んで、知ったことあるよ。他の国ではさ、子供も働いてんだよ。」(S7) -
私が平穏な日常を過ごしているとき、どこかで誰かが絶望的な不幸に苛まれている。
全世界的な視点に立てば、それもまた日常なのでしょう。
阪神・淡路大震災が発生したとき、私は関東地方の自宅で身重の妻に寄り添い惰眠を貪っていました。
二ヵ月後には第一子が生まれるという、幸せの中でした。
東日本大震災が発生したときは、東海地方の保育園で勤務中でした。
震源から遠く離れていても、恐怖を覚えるほどの揺れを感じ、園児達を避難させました。
メディアが発達し、遠く離れた場所での出来事も見聞きすることはできますが、それが鮮明であるほど、現実のものとは思えないような気もします。
この絵本の内容を理解することは、就学前の児童には少し難しいかも知れません。
それでも、読み続けていきたい絵本です。
【Q】 -
ぼくがラーメンを食べている時、世界では何がおこっているのか。
♪・・・・・♪・・・・・♪・・・・・♪・・・・・♪
この本は最後まで読んでやっと良さが分かる。
う~ん・・・
切ない。
グローバルでリアルだ。
長谷川さんの絵本ということで勝手にナンセンスものだと思っていたが、全く違った。
文章が短めでリズムいいので読みやすいのだが
これは子供には事実としては理解できても
言わんとしていることは理解できないかもな。
こどもウケ ★ -
6歳の時。この本を読んで、「本をつくる人になりたい」と言いました。7歳で、長谷川義史さんご本人と一緒に絵本作りをする幸運に。我が家みんなにとって、一生の思い出です。
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いまが何一つあたりまえではないこと、いろんな人生の物語があることを感じました。
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図書館本。次女に借りた絵本を長女がもれなく読む。長女に本を選定してもらえる次女が母はものすごく羨ましい!
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Eテレのてれび絵本で見て、図書館で借りてきた本。
タイトルとはかけ離れたかなり壮大なテーマ。 -
起承転結 がショック。
のんびりした本かと思ったら。 -
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https://libopac.kamakura-u.ac.jp/webopac/BB00209654
【『絵本で学ぶSDGs』(平凡社)掲載絵本】