- Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775970621
感想・レビュー・書評
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トレーダーとディーラーの馬鹿さかげんと、
金融業が虚業だということがわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても読みやすく、金融投資?についえ触れられる本。
こんな世界があることを、みんなが知るべきなのかも。 -
・ソロモンブラザーズの元社員(債権のセールス担当)の内部ルポ
・ソロモンの主業務は債券取引の為、内容も債券取引が中心で、80年代の債券取引の歴史がわかる
(ソロモンでは株取引は脇役だった)
【本の内容は大体以下のとおり】
・著者のソロモン研修時代(ウォール街の本店)
・ソロモンによるモーゲージローンの開発/市場独占の歴史 …昨今のサブプライムローンを彷彿とさせる
・著者のソロモン新人時代(イギリス支店)
・マイケル・ミルトンのジャンク債が市場で優位を占め、ソロモンが凋落する様子
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ソロモン・ブラザーズ黄金時代の話。
この前何人か元ソロモンの人の話聞いたこともあって、興味持って読みました。
マーケットサイドの話なのでIB志望者にはそこまで関係ないかもだけど、今のご時世にすごくあってる本です。
モーゲージ債の取引とか。
正直今この時代に金融業界を目指すことはかなり厳しいけど、少しでも自分の幅を広げるためにいろいろな人に会って、いろいろな本を読むべきだなって思いました。
ちなみに、読み物としても非常に面白いです! -
稼げば稼ぐほど太っていくという記述には思わず納得。(笑)
日本人が全く活躍していないような記述にはちょっとがっかり。
ソロモンブラザーズのすごさを感じれた、特に、モーゲージ債部門 -
ディーリングルームの模様は想像通り。社員の人間関係も予想通り。客を騙すところも予想通り。客を騙す程度は予想以上。やりすぎだろ。やっぱりセールスは心を鬼にしないとできない。金融商品って付加価値無いからな。ビジネス・スクール出てそういうことするなよ、何を学んだんだ。80年代のモーゲージ経験したかった。
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08'0815
マーケットサイドの現場が伝わってくる。
ユーモア溢れるので、読み物としても面白い。
4年時にまた読みたい。 -
今は亡き名門投資銀行「ソロモンブラザーズ」のお話。
ソロモンは80年代にモーゲージブローカーとして名を馳せた投資銀行。
自分としては、債権アービトラージで有名だったジョン・メリウェザーのイメージが強く、ロケットサイエンティストを用いて、なにか得体のしれないことをやっている証券会社であるというイメージを持っていた。
しかし、本書を読むことによってそういった考えは覆された。ソロモンも普通の会社、いやそれ以上に内部抗争や責任のなすりつけ合いなど、人間同士のドロドロした関係があったということがわかったし、それによって会社が傾いていったという事実すらわかることができた。
学生の身分としては、「企業なんだから、利益をあげることに集中し、株主に還元しろよ!そのためにはもちろん従業員同士で協力するのは当たり前でしょ?!」という考えを持っていたのだが、実際の会社はそういった理想論は通用しないところのようだ。
本当に怖い。
本書を読めば、証券会社の内部や80年代のアメリカの金融業界について詳しくなることができるので、そういった分野に興味がある人にはお勧めです。また、証券会社がいかにして顧客をカモるのかということも分かるので、個人投資家も読むべきでしょう。さまざまなことについて学べるし、作品としてのクオリティも高いので、非常に秀逸な作品であると感じました!
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うそやーん。と言いたくなる、やくざな金融業界。。な内容かなぁ?面白く読めると思いますが、好き嫌いは別れそう。