- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778321383
感想・レビュー・書評
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中学生の男女が交わるお話でした
性とか恋とかを絡めながらのお話で男はなんか冷めてる感じ
もあるしそれでいて年頃の男の子のような感じもしたし
女も学校と男の前とでは違う人のように見えるし
著者の作品ってなんか変わってるなと感じるのです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙とタイトルの可愛さに反して、浅野いにお史上最も描写は過激かもしれない。
普通女子の佐藤は面喰い。憧れの先輩にされた仕打ちにショックを受け、以前自分に告白してきた磯辺と繋がることで紛らせようとする。
気持ちも欲しい磯辺と、身体だけ欲しい佐藤。佐藤主体で始まる2人の関係は徐々に変わり…
ジョージ朝倉の「ハートを打ちのめせ!」もそうだけど、共学の中学生っておませでひねくれていて可愛くない。でもそこが青くて可愛い。痛々しすぎて先が気になる。 -
海辺の退廃的な片田舎の中学生の、正に傷を舐め合うような描写。このドロっとした世界観見た後だと「元気で無邪気な中学生像」みたいなものがいかに幻想なのか考えてしまう
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文章のリズム感はマジで作家レベルだなぁと思う。作中にモノローグが無いのが残念で仕方ないけど、まぁプロローグだけでもお腹いっぱい胸いっぱいです。 昔の作品(ソラニンとか)と比べても、構図とかめちゃくちゃ良くなってるなぁと素人の僕でも感じる。とても丁寧。P.154で磯辺にほっぺをムギュってされた小梅を見て、ちょっと爽快に思えて、「あ、俺小梅嫌いなのか」と気づく。磯辺は割と好きだ。 ぜひ実写化してほしい。『台風クラブ』みたいな感じになってほしい。
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思春期の脆さと不安定さがリアルで切ない。
ただ一言素直に言えばいい言葉があることも、
その言葉を象る自分の本心の意味すらも分からずに
まだ辿りつけない苛立ちと焦燥に囲まれた不器用さ。
好きな人に優しくしたいのに
恥ずかしくて真逆になってしまう。
懐かしくて息苦しい。 -
十代特有の行き場のなさがよい
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浅野いにおさんの漫画は初めて読むのですが
これを一番初めに読めて良かったです。
エロいとは思わなかったかな・・・
生々しいけどいやらしくない(?)
表現は難しいけど私は本当にこの雰囲気が好きです。
続きがあるのだったら今すぐに読みたい。
磯辺くんいいなぁ -
心と体は勿論繋がってるけど、
タイミングがバラバラなこともあるかー、あーと切なくなった。
浅野いにお先生にはこの路線をお爺さんになっても突き進んで欲しいな。
どうしようもない気持ちにさせてくれる。 -
ずっと探していたのに、見つからなかった、このこ。まさかと思って、ちょっと奥の、いわゆるアダルティな漫画を置いているコーナーに行った、ら、案の定そこには積み上げられた数冊のうみべの女の子がいて。となりにBL漫画がこれみよがしに置かれていたので、一冊手にとってみたりして。おおおおおこれがBL漫画かああああああ、とひとりぼっちではしゃいでしまったりした。その後、JRの中でこのこを読んだ。隣には、女子高生とアラサーくらいの女の人。いにおスゲーと思いながら、何食わぬ顔で黙々とセックスシーンをパラパラめくっている自分もある意味スゲー!なんて思った。話の内容をペラペラ喋るのはあまり好きじゃないので割愛するけど、話はとてもよかった。気付いたら一日に三回読み直していた。気持ち悪い、いい加減。また、今も読みたい。リアリティに猛るなあ、さすがいにお!と思いました。