その路地をぬけて

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  • Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783735540

作品紹介・あらすじ

ふとふり返ってみれば、
今しがた通りぬけてきた細い路が、
そしてこれから通るはずの路が見当たらなかった。
(「その路地をぬけて」)

珠玉の散文詩集、37篇
「臭気芬々とした汚泥のようなそれら堆積物を少しずつ取り出し、辛抱強く捏ねあげ、かたちを整え、息を吹き込み、辛うじて世間に通用する言葉というものに換えて、ふたたびこの世に旅立たせてやりたい」(「ひとりでいると」)。
しなやかな詩心が、記憶と日常を重ねて瞬間をとらえる。あらゆる虚飾を排し、凛として佇む37の詩篇。

装幀=清岡秀哉

著者プロフィール

岩阪恵子(いわさか・けいこ)…1946年、奈良県生まれ。関西学院大学文学部卒。86年『ミモザの林を』で野間文芸新人賞、92年『画家小出楢重の肖像』で平林たい子文学賞、94年『淀川にちかい町から』で 芸術選奨文部大臣賞および紫式部文学賞受賞、2000年「雨のち雨?」で川端康成文学賞受賞。

「2015年 『わたしの木下杢太郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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