子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる

  • 草思社
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本棚登録 : 743
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794214515

作品紹介・あらすじ

親も子どもも怒らずにすむ話し方、聞き方のコツ教えます!親がこんな言葉を返せば、問題は自然に解決する!子どもが変わる親子の会話。

感想・レビュー・書評

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  • 会話のコツから、兄弟の対応、責任感の育み方、性教育など、、具体例も交えながら書いてあってとても分かりやすかった。

    子どもが相手だと私の不安が先立って色々口出ししたくなるけど、結局子どもの自立を促すのは気持ちに寄り添える親なんだろうな。
    頭では理解してても難しい。。
    私も毎日少しずつ練習していくしかない。

  • 【備忘録】まだ途中まで。
    ・良い親は、スキルを必要とする。
    ・子供の気持ちは、状況がそれほど深刻に見えなくても、真剣に受けとめること。
    ・子どもが無作法な振舞いをするとき、これを改善させるには、まず感情をどうにかしてやらなければならない。

  • 翻訳が読みづらいけれど、考え方はとても納得がいく。
    子どもの悪い行動はあらためても、感情の自由は尊重する。共感的に話を聞く。自分の気持ちを伝えるのはいいけれど、評価したりけなしたりしない。
    子どもに選択を任せる。
    少しでも実践できるように、がんばろ。

  • タイトル通りの内容でした

    子供と結構言い合いになることがあって、あと味悪いし、なんとか直さないと、でもまた言い合いになってしまう、そんな状況もあったので、すがる思いで見つけた本です

    やはり、自分の子供に対する接し方が間違っていたことがよく分かりました。親にこう言われたら、子供はこう考えるんですよ、と言う内容を、心理学の観点から解説してくれています

    会話の一例もふんだんに示されていて、とてもわかりやすかったです

    実践すると、本当に言い合いになることは無くなり、効果的面でした

    また、私と同じような悩みを持たれている親がたくさんいることも知れたので、そういう意味でとても安心できました

    性など、機微な内容に関しても踏み込んだ内容が書かれておりとても参考になりました。

    子供の成長と共に、何度も読み返したい、とても参考になる良書と感じました。嫁さんにも勧めました。

  • 『まちがいが起こったら、反応しないで対応しよう』
    『どんなに仕事や責任を強要しても、それに抵抗する十分な時間とエネルギーを子どもたちはもっている。』
    『感情を許し、行動を制限する』
    なるほどね~と思えることがこれ以外にも多数。子育てには、愛情だけでなく冷静な思考と対応が必要だと改めて認識した。…そうできれば苦労しないんだけど(笑)

  • これから続く長い子育て。この本を読んだ後、子供との日々のやりとりを何も考えずに返すんじゃなくて、一歩立ち止まって子供の気持ちの鏡となるような返しをしてあげたい。そういった日々の積み重ねで親子関係はずいぶん変わってくるはず。読んで良かった。

  • 子育てにはスキルが必要ということを説いた本。具体的な例を挙げて理由を説明してくれてわかりやすい。が、すべての例をそのまま実際の子育てには当てはめることは難しいと思った。家庭の状況によって本に書かれていることのテイストだけを抽出して現場で応用していく必要があると感じた。

  •  ハッとするような言葉がいっぱい書いてあった。
    「子どもたちの不満が不当であることを納得させようとしたり、子どもたちの認識が誤っていることを納得させようとしても不毛なのだが、そのことに、ほとんどの親は気づいていない。」
    「子どもたちは、強い感情に突き動かされているときには、だれの言葉も耳に入らない。」
    「効率性は幼児の敵である。」
     などなど…言われればそうだ。思い当たる節だらけだ。少し考えてみればわかるこれらのことに気づかず、子どもの言葉を頭ごなしに否定したり、効率的に解決方法を示すことが多かった(「ハサミで切るの失敗したギャーン」→「じゃあ新しい紙あげるからもう一回やりー」といった感じ)。
    「一生懸命切ってたのに失敗したのが悲しかったんだね」たったこの一言を添えるだけで、子どもがなんと穏やかになることか!

    ・人格ではなく行動を評価する
    ・感情を傷つけず、行動を批判しない
    ・「どうして?」を避け、答えを知っているときには質問をしない
    ・願望・感情・行動を区別する(行動には制限を課すが、願望や感情は規制しない)

     この辺りは手のひらにタトゥーで彫っときたいくらい、常に意識しておきたいこと。私だって他人には不躾なことを言わないし、言われてみれば上記のことができているんだからわが子相手にもできるはず!(4歳に対してはある程度実践できそうだけど、下の子のイヤイヤ期にもできるかは自信がない…)問題が起きたときに過剰反応してしまうことは多いので、気を付けなければと思う。

    ーーー
     読みながら思ったのが、子育てと仕事って相性悪いよな…共働き核家族である以上、効率を求めずに生活することは困難だし、一緒に生活する子どもに効率性を求めないのも至難の業。子どものよくわからない欲求や不満をちゃんと理解するには、丁寧な語りかけが不可欠だけどそれは余裕があってこそなのよ…。子どもが小さいうちは仕事を諦めるのが良い気がした。

  • 子どもが強い感情に突き動かされている時は、何も耳に入らない。子どもの中で起きていることをまず理解、共感する。「落ち着いて考えれば、あなたは自分で考えられる」と言うスタンス。大人にも当てはまると思う。
    非難や称賛が可能なのは行為、成果のみ。感情、人格は評価しない。行為、成果を評価した結果、子どもが自分で自分を評価することが大事。
    ご褒美は、やったことに対して、予告なしで。
    子どもが嘘をつくことを防ぐために、①どうして?を使わない。②わかっていることは質問しない。

  • 読了日 2022/07/21

    Dainさんの「スゴ本」で紹介されていて、図書館で借りて読了。
    半分は(かつて子供だった自分を思って)苦痛に満ちた読書だったが、半分は希望を得る時間だった。
    子供がいなくたって読んでいいと思う。

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