バスラの図書館員―イラクで本当にあった話

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794920423

感想・レビュー・書評

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  • 戦争の被害から本を守ろうとしたアリアさんの話。

    3万冊もの本を移動・保管するのは大変だー

    大変でもそれを成し遂げて、今なお平和が訪れるのを待ってる図書館員さん!すごいなあ

    ただ、「もし本が無事だとわかったら、戦争というけだものは、
    きっとまた、町にもどってきます」
    ってとこが意味わかりませんでした。

  • イラクのバスラであった本当のお話しだそうです。

    戦争の中、図書館は兵士が出入りするようになり、このままでは大切な本が焼かれてしまうと思った図書館員のアリアさんは一人で本を避難させます。

    そのうち、友人や近所の方が助けてくれるようになり、図書館の本の約70%を避難させます。

    戦争の最中、自分の命を守るだけでも大変だったでしょう。

    その中で必死で本を守ったアリアさんはすごいと思います。

    毎日必ず手にする本。

    お気に入りの本もたくさんあります。

    でもそこまで本を大切にしているか・・・と言われたら・・・・

    戦争の経験のない私には答えがありません。

    小さな子供も読める絵本で、簡単な文章で書かれていますが、伝わってくるものがあります。

    読み終わった後、見たこともないイラクのバスラに平和が訪れ、図書館が再建されることを祈ってしまいました。

  • イラクの中心都市バスラの図書館員が
    戦火が街を襲おうとするのをみて
    図書館の本を自宅に持ち帰り
    保護する話。

    実話を基にしている。

    略奪や強奪、火事等、戦時下の危険が身に迫る中、
    自分の身を守るのが精一杯だと思うのに、
    自分の大切なもの(彼女にとっては本)を守るため、
    危険を顧みず行動した
    彼女はすばらしいと思う。

    そして実際に図書館は危険から逃れることは
    できなかったのだから。

    でも、持ち出しってどうなの?と読中
    どうも気になって仕方なかったが
    有事なので、仕方ないのだろう、と思い
    読み進めたのでした。



    • 猫丸(nyancomaru)さん
      私なら、、、守りに走る事が出来るかなぁ?
      その前に、戦争を是認する政府と戦うゾ!
      ※暫く死んでいたので久々にコメント再開しています。
      私なら、、、守りに走る事が出来るかなぁ?
      その前に、戦争を是認する政府と戦うゾ!
      ※暫く死んでいたので久々にコメント再開しています。
      2015/11/04
  • イラクの港町、バスラに住むアリアさんは図書館員をしています。イラクの日常会話には戦争や生死への不安が飛び交います。そしてついにやってきてしまった戦争。アリアさんは戦火から本を守るため、図書館から本を運び出しました。
    余計な知識をつけないように、ということなのか。なんで本を燃やそうとするんだろうと思うし。アリアさんは必死で図書を守ろうとしてるけど、命の方が大事なんじゃない?とも思ったりする。
    でも必死に図書を救い出したアリアさんやその友人たちの姿をみてたら、やっぱり重要なんだなと思えて、理由を言葉にするのは難しいけど、図書の大事さを改めて感じた。
    今も図書館の再建を願いながら図書を守り続けてるってゆうのが心に響く。
    2008/12/11

  • 資料番号:020163697
    請求記号:E/ウィン

  • 本を大事に守ろうとする姿に感動。

  • 2007.4.読了

  • 本は知識であり、歴史であり、自由であります。この本は近年のアメリカが行ったイラク攻撃の中での実話。戦火から本を守ったのが、イラクの図書館員であるアリアさんです。本を愛する一人として身の引き締まる思いでした。本への愛とそれを守ろうとする想い、そしてくじけない希望と平和を願って、多くの人に読んで欲しい一冊です。

  • 本を大事にする人は、世界中どこにでもいるんです!

  • 分類=バスラ(イラク)・図書館・戦争・戦災。06年4月。

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著者プロフィール

ジャネット・ウィンター
アメリカの絵本作家。伝記絵本や、『アフガニスタンのひみつの学校 ほんとうにあったおはなし』(さ・え・ら書房)、『マララとイクバル パキスタンのゆうかんな子どもたち』(岩崎書店)、『わたしたちの家が火事です 地球を救おうとよびかけるグレタ・トゥーンベリ』(鈴木出版)など、実際にあったことにもとづいた絵本を数多く出版し高い評価を得ている。息子ジョナとの共作にはほかに『この計画はひみつです』(鈴木出版)などがある。ニューヨーク市在住。

「2022年 『ちいさいフクロウとクリスマスツリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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