土曜日は灰色の馬

著者 :
  • 晶文社
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本棚登録 : 528
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967510

感想・レビュー・書評

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  • 作家の好みが前面に。世代が合えば・・・

  • いろいろな本や漫画の紹介が多いので、それを読んでからもう一度読みたい。
    それらを読んでいないと、読んでも?

  • 恩田陸さんは大好きな作家さんだけど、なんで好きなのかわかったような気がします。
    同じような本を、同じように感じながら読んで、成長してきたんだな、という感じ。
    『時をかける少女』を読んでラベンダーの香りに憧れたり、少女マンガにどっぷり浸かったり。
    そう言われてみると『蛇行する川のほとり』なんて、まんま少女マンガの世界ですよね。
    驚いたのは、恩田さんが『国文学 解釈と鑑賞』に芥川『藪の中』の犯人当てを掲載していたこと。
    恩田さんと『国文学 解釈と鑑賞』って、組み合わせが意外過ぎませんか?

  • この人はこれだけの量をいつもハイスピードで摂取しているのだろうか

    清水義範のパスティーユ
    前から気になってた内田百閒
    芥川龍之介の藪の中

    おもしろそう

  • なんでだろ。『小説以外』も『恐怖の報酬』も爆笑しながら読んだのに。ちっとも面白くなくて諦めて図書館返却してしまった。わざわざ予約して借りたのに。

  • 2010年10月30日読了。
    ひさびさの恩田陸さんエッセイ。恩田さんが読んでこられたさまざまな本や漫画について語っています。
    レイ・ブラッドベリを読んでみたくなった。SFは敬遠していたのだけれど、とても興味をそそられた。それから過去の少女漫画に、まだまだ未読の名作がやまほどあることに愕然とします。
    リアルタイムで読めた方々がうらやましい・・・。内田善美さんの漫画、めっちゃ読んでみたい!

  • 恩田陸が発表してきたエッセイがまとめられている。
    媒体や発表年などはばらついているが、本や漫画、映画に音楽など「鑑賞するもの」についてのエッセイ、ということは共通しているため続けて読みやすい。
    とりとめのない回想から書評まで、内容はまちまちだけれど、結局、恩田陸ってミーハーなんだなぁ、と思った。ただその対象が韓流スターなどではないから硬派に見えるだけで。
    好きなものに対して熱く語り、わからない部分があってもかまわない、というくらい説明不足なところもあるエッセイたちは、作家・恩田陸の別の一面だ。

  • 晶文社のHPに連載されていた同名のエッセイを中心に、著者の好む書物や少女マンガ、あるいは演劇・映画に関するエッセイをまとめたもの。さすがに出版社のHP掲載ものということで、読書の好みや子供のころから愛読した本の話など、書物に関するエッセイが圧倒的。なかなかの読書家であることは、これまで何回か目にしたことのある文庫本の解説なので知っていたが、これほどとは思わなかった。子供の頃からの読書の記憶のなんと鮮明なことか。やはり作家となる人は記憶力がいいのだろうか。その中で異色なのは、少女マンガに関する偏愛ぶり。SFや怪奇物、あるいはミステリ好きになったのは、子供の頃の少女マンガ体験が原点のようだ。なんとも不思議なタイトルについては、著者自身が「あとがき」で触れている。

  • 読んだ本のことを中心に書いたエッセイ集。
    陸さんと読んでたまんがが重なってて、内田善美のこととか嬉しく読みました。
    (小学館系を読まれてないのは残念でしたが)
    連載漫画の引きに「ここで終わらすかー」と歯がみした過去も懐かしいです。

  • 本だけでなく、映画やミュージカルまでも詳しいのね~。
    これほど大量の物語に触れていれば、面白い作品が生まれるのも頷ける。
    紹介されていたもので「面白そう」と思ったものをメモ。
    図書館で借りてくるか。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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