自分で考えよう: 世界を知るための哲学入門

  • 晶文社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969361

作品紹介・あらすじ

●「教育の国」スウェーデンで生まれ、世界中で大好評! 
 哲学の知恵とノウハウを知れば、世界が広がり、人生が豊かになる!

夜空に星が輝いてるのはなぜ? どんなときでも、うそはついちゃいけないの? 幸せってなに? そんなふうに考えたことがあるなら、きみはもう哲学者だ。この世界には、わかりきってることなんか、ひとつもない。いつだって、あたりまえを疑って、自分の頭で考えることが大切だ。
でも、考える、ってどういうことだろう? 古代の哲学者たちは、なにを、どんなふうに考えてきたのだろう? 最新の科学でわかってきた脳のしくみは、考えることにどんなふうに影響している? ――そもそも、どうして自分で考えなくちゃいけないの?
さあ、ページをめくってみよう! 哲学の知恵とノウハウを教える最良のレッスンがはじまるよ。

感想・レビュー・書評

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  • ・子供のための哲学入門書だが、大人が読んでも十分に得るものがある。
    ・自分の書棚に加えたい本である。
    ・哲学とは考えることで世界を変えること。
    ・自然以外のあらゆる文化は人間が考えたことで作られている。
    ・哲学的に物事を考える時、理性と議論を使う。
    ・理性とは何が正しくて何が間違っているかを決める能力。
    ・議論をする際は、「誰が正しいか」ではなく「何が正しいか」が大切。
    ・言葉がなければ考えることは出来ない。
    ・言葉は多義的(同じ言葉でも異なる意味を持つ)なので、言葉の正確な意味を調べる。
    ・知識とは知っていること、
    ・知っていると思っていることの中にも、実際には真実でないものがあるかもしれない。
    ・真実かどうかは、それを事実だと信じるのに十分な理由を調べる必要がある。
    ・物事を批判的に見て、常に疑問を投げかけて、納得できる答えが見つかるまで質問し続ける。
    ・知識や主張が正しいと信じる十分な理由を探し求めることで、本当に重要かを判断できるようになる。
    ・言葉はあいまいで色々な意味を持つけれど、概念を徹底的に調べれば、言葉の正確な意味がつかめる。

  • 231122-1-7

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼
    https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000032254

  • 面白かった


  • 当たり前だと思っている物事に対して
    疑問を持つ
    どうして?
    なんで?
    それは本当なの?

    物事をどう捉えるのか
    みんながそう思うとは限らない
    曖昧な時もある

    生きるなかで
    考えてみようとすること
    考えること
    知りたい
    そんなヒントに
    哲学は役立つ

  • 哲学とは一体何か。わかりやすい言葉で書いてあり、年齢問わず楽しめる本。

  • 2018.10月。

  •  うーん…。
     子ども向けの哲学入門書てことだけど、何かピンと来なかったなぁ。
     妙に砕けた口調で気安く語り掛けて来るんだけど、言ってることがよく分かんない。
     章が変わるごとに急に違うこと言うし。
     イラストが1コマ漫画だから、本文と交互に読むとごっちゃになるし。
     何だかなー。

     p77のDVを受けてる女のイラストが、子ども向けとは思えない感じで怖かった。
     すげぇ殴られてんじゃん!

  • イラストが即、疑問を促す。
    「哲学者にとってたいせつなのは、「だれが正しいか」じゃない。「なにが正しいか」だ!」

  • 借りたもの。
    哲学入門絵本……というより、その導入のための考え方について書いた本。
    ヨーロッパの人々の考え方のベースを垣間見、フィンランドから「今」必要とされる考え方の基礎を知る。
    古代哲学からソクラテス「無知の知」、中世からデカルト「方法的懐疑」、現代のサルトル「理性の問題」まで、世界に疑問を持った時、哲学が生まれ、その価値観は多様となることを示す。
    マリリン・バーンズ『考える練習をしよう (子どものためのライフ・スタイル)』( https://booklog.jp/item/1/4794919514 )はもっと抽象的でゲーム感覚だったが、こちらは理路整然としている気がした。

    フィンランド・メゾットに通じる、「ミクシ(Miksi / 何故)?」という疑問。
    それが理解に通じる第一歩だった。

    やはり哲学はなくならない。
    グローバル社会で必要な教養のベースだった。

    スウェーデンは男女同権に関しても議論が活発なためか、知性の優劣に性差はない事を繰り返し述べている点が印象的だった。

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著者プロフィール

ペーテル・エクベリ:
1972年、スウェーデン生まれ。大学院博士課程で哲学、天文学、物理学、神経科学、思想史を学ぶ。2009年、『自分で考えよう』(邦訳は晶文社)で作家デビューし、スウェーデン作家協会のスラングベッラン新人賞にノミネートされる。著書にロボットや人工知能、宇宙についての子ども向けのノンフィクションやSFなどがある。2016年、本書が子ども向けの優れたノンフィクション作品に与えられるカール・フォン・リンネ賞にノミネート。

「2017年 『おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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