女たちの猪飼野: フォト・ドキュメンタリー

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794970190

感想・レビュー・書評

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  • 35年くらい前の猪飼野の女性たちの声を写真(白黒)とともに紹介している。書題から勝手にいわゆるハルモニ世代の苦労話の声で編まれているのかと思っていたんだけど、読んでみると20代・30代の若い声ばかりだった。日本に渡ってきてその後のハルモニたちの苦労話もあるだろうけど、日本の現代(といってもちょっと前で韓国の民主化もまだの時代)を生きる若い世代も中身は違うけど在日ならではの、また民族性にこだわるからこその悩みや苦しみがある。でもそれに負けずに立ち向かっていこういう真面目さが感じられる声ばかり。書中で語っていた女性たちは35年くらいたった今、どうしていることだろう。

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著者プロフィール

太田 順一(おおた・じゅんいち)
写真家
1950年、奈良県生まれ 。
1971年、早稲田大学政治経済学部中退。1978年、大阪写真専門学校卒業。夕刊紙カメラマンをへて1982年よりフリー。
写真集に『女たちの猪飼野』(晶文社)『父の日記』(ブレーンセンター・伊奈信男賞受賞)『遺された家―家族の記憶』(海風社・写真の会賞受賞)『ひがた記』(海風社・さがみはら写真賞受賞)など。著書に『ぼくは写真家になる!』(岩波書店)『写真家 井上青龍の時代』(ブレーンセンター)。

「2022年 『こころの風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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