蜜蜂のデザート (宝島社文庫) (宝島社文庫 C た 4-3)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796684811

感想・レビュー・書評

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  • フレンチビストロを営むシェフ・コウタが探偵役となり、食中毒を引き起こしたデザートの謎を解く。

    ミステリとしてはどうということはないけれど、コウタの人柄と料理への情熱が微笑ましく、料理やデザートの描写が美味しそうで楽しい。


    かなり前に読んで、感想を書くのを忘れていた。
    「虹色の皿」を読んで、あれ?そこそこ楽しめた作家さんだったと思ったけど、勘違い?と確認し直して、記録漏れに気づいた。

  • 予備知識なく、前作も読まず、近藤史恵のビストロパマル的なイメージで読んだら、ちょっとグロかった。
    あまり好みの文体でなくて飛ばし読んでしまった。

  • 490

    2017年では124冊目

  • ミステリーではあるが、食に対する幸太の意識がプロである。食中毒は誰が何の為に起こしたのか?その動機には疑問も感じるが話としては面白い。

  • 前作『禁断のパンダ』より、こっちの方が面白かった!グロさは『禁断のパンダ』やけど。
    今回の犯人…予想外れた…悔しい!!

  • 前作と同じくグロいと思ってしまった。。。
    うげぇってなりつつも、ちょー美味しそう!!も入っててなんか胃がぐちゃぐちゃ(苦笑)。
    でも続きも見たいなぁ。
    書かないかなぁ??

  • 蜜蜂は 甘いけど、刺す時には毒がある。
    そんなメタファーで、
    ミステリーを展開する。

    デザートミステリーというふれこみ
    ふさわしい構成力。
    たしかに 美味しそうな表現力が 可能だ。
    そして、タマゴアレルギーとケーキ
    という テーマも うまい具合に処理している。

    パティシエ 坂本は才能あふれるが対人関係がうまくない。
    タケちゃんも 同様である。というか、坂本より
    コミュニケーションが うまくいかない。
    それで、間違った方向に 向かう。
    でも、千夏が やはり、かわいそうだね。

    コウタが、料理に対して賢明に努力する姿が
    うまく救い上げている。
    食は 信頼関係がなければ成り立たない。
    悪意が 存在すれば、簡単に 変質する。
    涼子ちゃんが 微笑ましい。
    善人なのだが 悪意 もなく 悪をなす。
    ニンゲンは 複雑な存在で その複雑さが よく見える。

    黄色ブドウ球菌。
    これを 題材にして 仕組んでいるが、
    それまで なんだよね。

  • 久しぶりにいっきに読めた本でした。
    前作もそうでしたが、フランス料理食べてみたくなりますね。今回はデザートだったけど美味しそうでした。
    展開も二転三転して面白かったです。

  • 2015.1

  • 著者の作品はアンソロジーで読んだことはあるが、長編物は初読。
    前作を読んでいないが十分に楽しめたのである。前作を読んでいたら、もっと楽しめただろう。
    食の安全は昨今問題視されているので、身近に起こる可能性があると考えさせられた。
    食のプロとしての、誇りと情熱が描かれており、また、パティスリー業の裏側も書かれていて、思わず、へぇとうなづいてしまう。
    培養の部分はグロいなと感じてしまうが、全体的にはほんわりとした印象がした。
    幸太が親として子供に自分の頑張る姿を見せているのに心が打たれた。店の将来も応援したくなる。将来、陽太が親と同じ仕事に就きたいと思うかもしれない。幸太の更なる成長に期待してしまう。

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