- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797341379
感想・レビュー・書評
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内容はちんぷんかんぷんだけど、読み物としてはすてきだと思う。
数学って意外にこつこつ地道な作業なんだなって思った。ひらめきとか直感の世界かと思ってたけど、結局経験と根気が必要なんだなって。
とりあえずは算数からやり直そうかな!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校の時に読んでいたら数学者になっていたかもしれない。
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数学のおもしろさをいかにして表現するかという形で考えられた新しい書物だと感じた。知っている事ばかりだったが、人に教える時はこうすれば良いのかというのがよくわかったし参考になった。
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20131201読了
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変わった本だなあと思う。ジャンルでいえば、ー応小説ということになるんだろうけど、かなり高度な数学の参考書が、「萌え系」恋愛小説の衣をまとった感じ。そういう意味では「もしドラ」に似ているけれど、こっちのほうがずっと衣が薄い。生の数式がズラズラ並ぶ。
数学の部分は、高等数学をちゃんと勉強していない僕には少しつらい。微分、積分あたりは分数の割り算並みに普通に出てくる。実際、ちゃんと読んでいるかというと斜め読みである。論理が進んでいく方向みたいなものを自分なりに押さえて、結論でちょっと感動できる程度の理解の仕方である。こういう数学を趣味にしている高校2年生というのは、僕の知っている世界にはいない。
小説としておもしろいかと言えば、つかず離れずの三角関係がやんわりと描かれているだけで、さほどおもしろいとは言えない。それでも何となく魅力があるのは、数学に感じる未知なるものへの興味と、女性心理の謎が、微妙にリンクするからだろう。まあ、主人公の男の子の感性には、やや「?」がつくけど、「好きな男から見たらたまらんだろうな」という感じで生を受けている女性二人は、ある意味でお見事である。
途中で置いて行かれそうになりながら、なんとか「楽しく」読めた。僕は、こういう数学をきちんと理解して楽しんでいると言うよりも、闇の中に懐中電灯ひとつを持って分け入っていくような感覚が好きなのだろう。それも、自分で歩かず誰かの背中におぶさって、その誰かの真剣さを一番興味深く感じたりしながら、到達点で一緒に盛り上がったりする。そういう感性で読むと、「冪級数」とは「テーラー展開」とか言われたって、「カメハメハ」とか「ランブルボール」と同じくらい楽しめる。理解はしてないし、しようともあまり思っていないけど。
そういう楽しみ方できれば楽しい。僕は楽しかった。 -
play booksが最低
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物語を読む様に数学が楽しめる一冊。非常に面白くて、一気に読んでしまった。
それぞれの章で述べられる数学のテーマが、自然な形で次の章につながって行き、以前勉強した時には気付かなかった事が発見出来て新鮮な気持ちになる。無限級数と母関数、連続と離散の世界の対応、素数にゼータ。一度読み終えて、今度は式をしっかりフォローしながら読んでいる。何度も繰り返し読む事でもっと大きな感動、そして静かな感動が得られる本だと感じた。
しかし...、高校の時にこういうミルカさんやテトラちゃんのような女の子と数学の勉強が出来たら、とても楽しい生活が送れたろうなと、読んでいて主人公が羨ましくなった。 -
五章まで読んだ
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先輩の話が好きですって小声で言った後、まるで愛の告白をするような間を明けてからの
「先輩に教えて貰ったテイラー展開は一生忘れません!」は笑える。
数学の面白さの感覚をここまでわかりやすく書いた本は他に無い。
また、目が大きくて純粋なテトラちゃんとツンとしたミルカさんは、中学生高校生からの絶大な人気を誇り、
結果として数学に興味を持ってくれる人が増えるとありがたい。