ろくでなし三国志 本当はだらしない英雄たち (ソフトバンク新書 136)

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797359558

感想・レビュー・書評

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  • 文字通り、三国志を著者独自の目線で捕らえ、通説や三国志演義に異を唱える一冊。

    一番腑に落ちたのは、赤壁の頃の劉備は孫権の一家臣だったのではないかということ。
    三国志演義では孫権と劉備は対等(それどころか孫権は孔明の舌先に騙される立場)だけど、国力を考えると現実的ではないし、何よりその後の両国の関係などを考えると納得できる。
    また、孔明が軍事的才能に劣ってたことや、関羽が荊州王になったときは半独立化してたことなども再認識。

    もちろん、著者独特の文体もあって、眉唾だと思える記述もあるのだけど、それを差し引いても非常に面白かった。

  • 笑わせてもらいました。
    こういうのもあり。と思って読める人でないと好き嫌い別れそうです。
    例えも面白かったのですが、野球がわからないので野球ネタは返って分かりづらかったです。

  • 爆笑

    三國志信者から「ぶち殺したろか!」と思われないか心配です。特に蜀の巻きが面白くて面白くて。孔明を「世界史上最高の軍師だ」と言い張っていたヤツとの会話を思い出します、「だけど魏には勝てなかったぢゃん!」でも何度言ってもダメだったなぁ。恐るべし孔明の脳内勝利妄想!
    我が愛する曹操も形無しでした。

    ――いい加減、物語と歴史を混同するのは止めましょうってば。って言われているようでした。この調子で「赤穂浪士」も斬ってくれないかなぁ!

  • 最初から娯楽のためと割り切っておけばおもしろく読める

    変に三国志に関する知識や発見を期待してるとがっかりするかもしれない

  • 三国志を別の角度から読む(解釈する)と、こんな風にも読めるのかなと少し感心させられた本でした。ただ、個人的にはやはり三国志演義の各人のイメージの方が染み付いている分しっくりくるかな。

  • 分かりやすいんだか、分かりにくいんだが比喩表現が豊富です。
    諸葛孔明悪玉説は意外と頷けるところもあり面白いです。

  • 本当にろくでなしなのは著者だ、と思ってしまうほどの妄想オンパレード(確信犯)。まあ、何もしなければあっさり曹操が統一のところを、天下を二つどころか三つに分けるだなんてとんでもない策を立て、実際は負けてるけど魂では勝ってる!脳内勝利主義、なんて諸葛亮をdisる芸も、最後まで読んでると、うっかり納得させられかかる。

  • 評価・判断は分かれると思われます。そういった見方もできるなと感じる方もいれば妄想だと感じるかたもいらっしゃることでしょう。三国志演技自体フィクションと思われる方にはおもしろいでしょうが、文章もネットの掲示板でどうぞと思われる表現が多々あり統一感には欠け若干読みにくいです。最近書かれたので気楽に読めばいいと思います。

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