織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代 (ソフトバンク新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797363692

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  • 織田信長の強さは実は経済政策にあり。
    という興味深いテーマで考察している。
    信長は、決して画期的な施策を行っていたわけではなく、「誰もがやろうとしていたこと、やりたいと思っていたことを、きっちりやり遂げた」のであった。
    先見性をもって、前例にこだわらず積極的に問題点を解決していったところが彼の持ち味である。

    ・体系的な貨幣制度
    ・楽市・楽座
    ・物量単位の統一
    ・関所の撤廃
    ・「政庁」と「交通の拠点」を融合させた新しい城下町づくり
    ・兵農分離

    などの施策を行ったが、その目的として、
    ・既得権益や中間搾取の打破
    ・自由経済・自由貿易
    ・効率的な税徴収

    があり、無駄を徹底的に省き、経済を活性化させることによって、領地の力を強め、庶民の負担も軽くしたのである。

    織田信長が生きていたら、今の日本をどう変えていくのだろうか?
    彼の歴史から多くを学べるはずである。

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著者プロフィール

1967年生まれ、福岡県出身。出版社勤務などを経て、フリーライターとなる。歴史の秘密、経済の裏側を主なテーマとして執筆している。主な著書に『ナチスの発明』『戦前の日本』『大日本帝国の真実』『大日本帝国の発明』『福沢諭吉が見た150年前の世界』(ともに彩図社)、『ヒトラーの経済政策』『大日本帝国の経済戦略』(ともに祥伝社)等がある。

「2022年 『吉田松陰に学ぶ最強のリーダーシップ論【超訳】留魂録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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