ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797365252

感想・レビュー・書評

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  •  読み始めた第一印象は,とにかくマニアックかつ,懐古的。
     世代はそこそこかぶっているからか,とても楽しかったです。

  • VRの調査をするにあたって
    調査の一環として読み始めました

    素晴らしかった

    こんな世の中がいつか本当に来るかもしれない
    それは素敵なことかつ難しいことだけど
    わくわくどきどき、すごかった

    すごかった

  • オキュラスの課題図書になっている本作。おそらく今年読んだ中でナンバーワン

  • 軽めのSF。映画化も決まっているんだそうだ。
    OASISというバーチャルネットワークの世界を構築している巨大企業の創設者が亡くなり、OASIS内に隠されたイースターエッグを最初に見つけたものに会社の全てを譲り渡すという遺言が残される。主人公らは巨大企業を相手にイースター・エッグハントに出かける、というストーリー

    80年代のゲーム、音楽などが頻出で、エッグハントの謎解きもゲーム世界がベースになっている。音楽は多少わかるし、ゲームもパックマンの裏ワザを駆使して満点を出す、というぐらいならまだついていけるが、ゾークとか、あまりメジャーでない(?)ゲームについて喜々として語られるような内容は少し好き嫌いが別れるかも

  • おもしろ〜い!
    子供の頃ゴジラを見て、漫画とアニメとSF小説で育ち、ベストヒットUSA見て、ファミコンでRPG(FF、ドラクエ❕)に出会い、大きくなった人。
    つまり、僕みたいな人、オススメです。
    ディテール一個一個に「ニヤっ」てなります。

  • ★★★★☆

    ニコニコ生放送で岡田斗司夫が「面白い」と言っていたので買ってみたら当たりだった。

    OASISという、セカンドライフのようなバーチャル空間が当たり前になった未来世界が舞台。

    そこでOASISを作った天才プログラマーの莫大な遺産を巡る壮大なゲームが展開される。

    主人公は両親を亡くして叔母のトレーラーハウスに身を寄せている少年。

    彼は、リアルの学校では、貧しさや他人とのコミュニケーションが苦手なことからいじめられ、OASIS内の学校に通っている。

    叔母さんも決して良い人ではなく、政府から支給される彼の養育費が目当てで、ろくに世話もせず邪魔者扱いしている。

    そんな環境にも恵まれず、金もない主人公だが、遺産争奪ゲームで一躍トップに踊りでたことで彼の世界は一変する。

    社会的に弱者である主人公が、自分の運と才覚で華々しい活躍をしていくという、ハリー・ポッター的な王道エンターテイメントだ。

    本書の特徴は、そこに80年代のゲームや映画、音楽などがギミックとして散りばめられていること。

    今年は『マッドマックス』や『スターウォーズ』の新作が公開されるなど、80年代に縁のある年といえそうだ。

    本書はそんな年にうってつけの小説といえる。

    主にアメリカ文化が中心なので、聞いたことのない作品も取り上げられるのだが、知っている作品(『ゼビウス』とか『ゴールデンアックス』とか)が出てくると思わずニヤッとしてしまう。

    まだ上巻しか読んでないので今後どうなるのかはわからないが、バーチャルな世界なんて捨ててリアルに戻りましょう、なんていうつまらないお説教物語にだけはして欲しくない。

    ハリウッドで映画化が決定しているそうなので、そんなに尖った展開になることもなさそうだが、王道エンターテイメントの枠の中でどれだけフレッシュな驚きを見せてくれるのか、それを期待させるだけの魅力は持っている。

    さあ、下巻を読むぞ。

  • 面白かったです。
    古今東西、今でいうレトロゲームやすこし昔の映画作品、音楽、その他すべてのカルチャーへの愛情が込められた作品。
    映画化決定しているそうでとても楽しみです。
    ちゃんとした感想は下巻で。

  • ざっくり言うと、現実から逃避し、架空の世界に現実よりも価値あるものを認め、その冒険に邁進する主人公の物語。

    何十年もの未来、おそらく自分と同世代あたりの男が作り上げた自分の「趣味の王国」が舞台。自分の見知った単語が、「魔法のアイテム」や「古めかしい伝説」として使われているあたりはニヤリとするものがありますが、冷静に考えると恐るべきディストピアである。

    前巻は、主人公の孤独や慢心、空回りなどが、やはり同じくギーグである自分にも突き刺さる少々辛い内容。後編ではまたちょっと評価が変わります。

  • 著者と同じAustinに住む上司と、面談でレトロゲームの話に花を咲かせた結果、勧められて読んだ。期待を遥かに超えた70~80年代のサイバーカルチャー満載で、当時どっぷり浸かっていたオッサンには堪えられない。で、わざわざAustinに持ってきて読んでいる。

  • 小説としては、日本のラノベに比べて何十年も遅れていると感じたが、映画には適した内容と思う。ぜひ全ての版権をクリアして完全映像化してほしい。
    懐古厨の欲望垂れ流しを是とするか否とするかは、若い世代の評価にゆだねたいけど、個人的には否。

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著者プロフィール

簡単料理専門コック、魚さばき職人、ビデオショップのエリート店員、テクニカルサポート・ロボットなどを経験するも、それら前途有望なキャリアをすべて投げ打ってギーク(おたく)活動に専念することを決意。以来、ポップカルチャーへの愛を映像と文字に注ぎ続けている。脚本を担当した映画『ファンボーイズ(2008年)』(『スター・ウォーズ』のパロディやオマージュが随所に盛り込まれている)は、公開されるやいなや熱狂的な支持を受けた。他にも、ゲームをテーマとしたドキュメンタリー・フィルムの制作のほか、俳優としても活躍している。小説は本書がデビュー作。現在は妻と娘、クラシック・ビデオゲームの膨大なコレクションとともに、テキサス州オースティンに暮らす。

「2014年 『ゲームウォーズ(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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