ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797365252

感想・レビュー・書評

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  • 仮想空間物ではあるのだろうが、その中での「宝探し」というところに話をもってきたのはなかなか新しいのではないだろうか。
    ゲーム物としてだけではなく、様々なゲームやアニメが題材に扱われていたり、青春や成長も織り交ぜてあって面白かった。

    しかしこの作品の真価は下巻にこそある。

  •  リアルに限りなく近いバーチャルリアリティゲーム「オアシス」の中で、制作者ジェームスハリデーの死とオアシス内に隠したイースターエッグを見つけた者に遺産全てを譲るというメッセージが現れた。世界中がエッグを目指してオアシス内を探索するが、見つからない。少年はその大事な鍵を見つけ、一躍時の人となるが、命を狙われることに。という破天荒且つオタクなストーリー。2041年を物語の始まりに設定しているが、映画や音楽などは昔懐かしい内容。
     オタクの世界で起こるドラマと冒険を描いた作品でありながら、冒険と日常の間のギャップを見せながら進むストーリーと世界観は秀逸。こういう時代がいつかくる。そんな小学校時代の予感をそのまま小説にしたような感じだ。バーチャルが日常を超える瞬間とは、きっとこういうことなんだと思った。

  • いわゆるVRMMOを扱った作品ですが、そのネットワークサービスの成り立ちなども含めて、かなり説得力のある設定だと思う。インターフェースが、あくまでも現在のものの延長線上で描かれているのもいい。
    SFではあるものの、出てくるがジェットは80年代が中心なので、TRPGや黎明期のコンピュータゲームに触れていた人間は、ニヤニヤしながら読んでしまう内容になってます。

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著者プロフィール

簡単料理専門コック、魚さばき職人、ビデオショップのエリート店員、テクニカルサポート・ロボットなどを経験するも、それら前途有望なキャリアをすべて投げ打ってギーク(おたく)活動に専念することを決意。以来、ポップカルチャーへの愛を映像と文字に注ぎ続けている。脚本を担当した映画『ファンボーイズ(2008年)』(『スター・ウォーズ』のパロディやオマージュが随所に盛り込まれている)は、公開されるやいなや熱狂的な支持を受けた。他にも、ゲームをテーマとしたドキュメンタリー・フィルムの制作のほか、俳優としても活躍している。小説は本書がデビュー作。現在は妻と娘、クラシック・ビデオゲームの膨大なコレクションとともに、テキサス州オースティンに暮らす。

「2014年 『ゲームウォーズ(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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