これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)
- SBクリエイティブ (2016年10月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797388954
感想・レビュー・書評
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書いてある内容は薄っぺらく入門書というか、パンフレットレベル。
具体例は、わかりやすくてよいのではないかな。5forcesなど分析足りずに無理矢理感もあるが、雰囲気はわかるのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■こんな人におすすめ
マーケティングを実践に取り入れていきたい方へ。
「マーケティングの目的は売り込みを不要にすることである」ドラッカーの言葉です。
マーケティングが成功すれば極論、営業は必要ありません。
売らないで売ることがマーケティングの真の目的です。
■感想
ビジネスの現場で実際どのようなマーケティング理論が活用されているか
セブンイレブンのチャネル戦略やベンツのブランド戦略、十勝マンゴーの顧客開発おの戦略など
実例を踏まえてわかりやすく説明しています。
マーケティング理論を知るのに非常に読みやすい内容となっています。
冒頭でも書きましたが、マーケティング理論を自身のビジネスに落としこめば
有利なフィールドで戦うことができます。
学びを自身の戦うフィールドに落とし込んでいっていただければと思います。
感想として1つピックアップすると
商品開発において「お客さんの言いなりになると失敗する」との事。
最近面白い商品減ったような気がする。そう考えると日本のメーカーが衰退している理由がよく理解できた。
日本の企業には産業の発展のためにもマーケティングの考え方を取り入れて、
柔軟に商品開発できる組織体系をつくって貰いたいもの。
また、同じ著者の作品で
「100円のコーラを1,000円で売る方法」も以前読みました。
こちらも面白かったので合わせて読む事をお勧めします。 -
100円のコーラを1000円で売る方法の著者。マーケティングの本でさらさらと読める。
以下メモ。
●コモディティ化するとピタッと買わなくなる。
●正確な時間を知るにはスマホで十分、と考える人が増えると、時計を買うのは一部の時計好きだけ。
●お客さんがお金を出す理由を新しく創り出す。時計で、体力を強化する、安全に登山する、グローバルでビジネスを成功させる、など。新市場。バリュープロポジション戦略。欲しいと思い、かつそれに代わるものがないもの。
●牛丼はうまい安い早いがコモディティ化した。
●高い買い物をしたあとは、本当に買ってよかったのかと、認知的不協和の解消が起きる。やっぱり買ってよかった、と不安が解消されたらその後も継続して顧客になってくれる。
●ベンツオーナーになるとオーナーだけが見ることのできる会員専用サイトが使える。保守履歴やドライブ履歴。コミュニティにも入れる。交流やパーティにも参加できる。オーナー表彰制度もあり、贈呈された特別エンブレムは車のフロントグリルに装着できる。中古車ユーザーも対象。3年間のサポートも無料でつく。
●ベンツはこれまでの富裕者層、成功した人が乗る車、大型高級車から、普通の会社員にイオンモールで、いつか成功したい人が乗る車として、新世代エコカーを売る戦略に切り替え、敷居を下げて客層を広げた。
●潜在客→見込客→新規顧客→リピーター→贔屓客→ブランド信者
●十勝マンゴーは冬に食べられるマンゴー。商品開発ではなく、顧客開発をした。冬にマンゴーを食べる人。
●お客さんも気がつかないニーズを捉える→成功さる。商品中心に考える→失敗する。お客さんの言いなりになる→失敗する。
●商品を売る戦略では「〇〇円にしてはよい」という商品。集まるお客さんも安さ目当てに集まる。体験を売る戦略は「最高によい〇〇を〇〇できる」という体験。なぜよいのかを伝えるブランドストーリー。集まる人は「いいものを何が何でも手に入れたい人」で価格は気にしない。
●プロモーションはお客さんが商品に興味を持つきっかけや商品との関わりをより深めるきっかけを作ることが目的。関わり具合に合わせてメッセージを変えること。
●キャズム超え。イノベーター2.5、アーリーアドプター13.5、アーリーマジョリティ34.0、レイトマジョリティ34.0、ラガード16.0。イノベーターとアーリーアドプターを越えればよい。
●スーパードライ発売後、ビール各社がこぞって販売しはじめた。世間は注目しはじめ「みんなが飲んでるから飲もう」と考え一気にキャズム超え。「スーパードライの新しい味がビールの流れを変えた」というメッセージに切り替えていく。 -
読了。いままでのかるいおさらい。
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内容は一般的。
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セブンがなぜ集中的に出店するのか?が理解できた。