ブランドは広告でつくれない: 広告vs PR

  • 翔泳社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798103730

作品紹介・あらすじ

インパクトだけで信頼性にかける広告。確実に消費者にメッセージを届けるPR。広告とPRの役割が逆転する!「ブランディング22の法則」の著者、待望の最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 広告が衰退して、これからブランドを作るのはPRということを延々と述べているだけ。

  • まるっきり異業種に転職した際に、業界理解のために読むようにと当時の上司に薦められた本。「戦争広告代理店」も併せて。

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  • ブランドは広告でつくれない 広告vsPR

  • ブランド構築はPR、広告はその維持に有効という主張。それについて、過去の実例が大量に述べられている。PRによるブランド構築の失敗例を期待していたけれど、載っていなかった。

  • 今まであまり気にしていなかったけれど、広告の内容は基本的に疑いの目を持ってみているためブランド・信頼には繋がらない。
    ブランド力をつけるためにはテレビなどマスコミに取り上げてもらうことがポイントなのだと。
    マスコミに限らず客観的にその商品がいいと買い手に思わせることが戦略的に効果的であり、「口コミが一番いい」と言われたりするのも納得できた。

  • 一番上に積読してあった本をたまたま読んだら、現在の仕事内容にマッチする部分もありかなり深く読み込めた。WEB広告を運用する傍ら常に感じていた違和感「集客は出来ていても本当の意味で影響を与えてない気がする」という違和感に本書は見事な答えを提示してくれている。
    本書のタイトル「ブランドは広告でつくれない」だけを見るとまるで広告批判をしているようだがそうではない。あくまでもブランドを作るのは広告の役目ではなくPR、パブリシティであるという事を400ページ弱を通じて伝え続けている。
    広告と一口にいっても様々な種類があるが、それらの多くの広告に消費者として触れてきた結果、自分は完全な広告嫌い、広告に信用を全く信用を置かなくなっており、本書の言う通りの思考パターンを持ってしまっている。そんな人間が広告を出稿して集客を成功させようと努力しているのだから、滑稽なものではある。
    広告が信用を失っているというのは程度の差こそあれ事実で有る事に間違いはない。そして消費者の認識、すなわちブランド認識が広告で作られたものでは無いという事にも間違いは無いだろう。AppleのCMだけを見てiPhoneをクールだと思って使い始める人は居ない、多くの人が使いオススメし、有名メディアがこぞって報道するから皆がiPhoneを承認し使いたいと感じるのだろう。
    ただ一つ残念な事は具体的なPR方法については本書はあまり触れてない。勿論それを論じ始めたらそれはそれで一冊の本になってしまうのだろうし、何しろパブリックリレーションを築くというのは簡単に体系化できるような内容では無い気もする。広告のクリエイティブにも同じような事は言えると思うが、もう少しPRについての具体的な示唆が欲しかったので★1つ減らし★4とした。
    「広告で集客は出来てるけど、何となく影響度は上がってない」なんて感じているプロモーション初心者(自分の事です)にはきっとお勧めの一冊です。

  • 広告はブランド強化・維持のためのもの、PRは新ブランド構築に適したもの、というのが筆者の主張。約10年前のアメリカということで、多少違和感もあるが(マスコミは信頼されているとか)、第三者の評価によってブランド・ポジショニングが確立していく、そのために考えること等は、WEB時代の現在でも通用する話だ。でもまあ、ぶっちゃけ第4部だけ読むのでも十分なくらい、同じ話の繰り返し笑

  • PR活動入門書。入門書ではあるが、広告がブランド構築に及ぼす影響、役割やに効用に真っ向から立ち向かい、ブランド構築はPR活動でのみ成立し、広告活動がブランドマネジメントで担えるのはおおよそブランド維持のみ、といったかなり大胆な理論を展開している。(広告に携わる者として、若干沈んだ気持ちにもなる)全く持って意外だったのは、広告におけるクリエーティブ表現に対しても否定的な見解をとっており、そのクリエーティブ表現が如何様にして生活者の心理に影響を及ぼしているか厳しく追及している。衝撃的な持論を展開しつつ、それを支えるため数多くの事例を用い、アメリカの新進気鋭のベンチャー企業が、アメリカだけでなく世界でその名を轟かせる大企業が、広告で失敗しているか繰り返し説く。アルライズ自身の意見が正しい、正しくないは置いておくにしても、この本が、日頃からのパブリックリレーション活動の重要性を強調しすぎることがないことは間違いない。

  • ブランド育成には、広告ではなくPRを使うべきだとする本。
    広告の限界、効果の低減、問題点等色々と挙げられており、
    どれも納得感が高く、自社に置き換え可能な箇所も多かった。
    「PRがブランドを創り、広告がブランドを防衛する」というフレーズや、
    クリエイティビィは製品やブランドの為ではなく、プランナーの為にある、
    ラインエクステンションの危険性等本書を読むと実に納得感が高い。

    では、「どうPRを活用していくのか?」ここが本書では弱いと感じる。
    後半で種々の業界における多様な事例を挙げてはくれているが、
    どれも結果論に思えてしまう点が残念。

    消費財に携わる身としては、
    チャネルに採用させる意味での広告の役割というものも無視できず、
    一概に全て納得できた訳ではないが、
    前半の広告の限界等について書かれている箇所は、
    広告を打っている企業に勤める者は読んでおいた方が良いと感じた。

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