- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800233110
作品紹介・あらすじ
大学に助手として勤務する香坂啓介は、学生時代の先輩・佐倉雅幸の一人娘の真奈佳に、亡くなった妹の面影を重ねて可愛がっていた。ある日、真奈佳は一人でプールに出かけ、そのまま行方不明になってしまう。真奈佳の行方を必死に探す雅幸と妻・貴子のもとに誘拐を知らせる脅迫電話が……。啓介の物語と雅幸の物語は二重螺旋のように絡み合いながら、予想だにしない結末へと収束していく――。
感想・レビュー・書評
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最後までトリックが全く分からなかった。ここまで分からないのはあまりない。と言うか、突拍子すぎて想像もつかなかった。
まさか、マナが。。。
それにしても最後は純愛風に書かれていたけど、香坂さんはやっぱりロリコンだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それなりに手の込んだ設定(構成)、の割に、人間関係描写がだいぶ限定的だったり、ちょっとアレげなキャラ設定(幼い頃に妹を過失で亡くした高坂の、妹への思慕ともロリコンとも表現しにくい行動諸々とか)に読者がどこまで心惹かれながら読み続けられるか?みたいなところだったり、そういうモノが後半に行くにつれてズシンと突きつけられてお、おう…的な気持ちになるのにキャラクター達は変なところでポジティブな台詞をポンポン繰り出して〆に向かって来るという。
ミステリとしての構造を理解できても読後感のスッキリさは(作者が意図的にポジティブでハートフルな空気を出そうとしてるのが空回りして)うーん?だった。 -
喜多喜久氏の化学ミステリー。
今回は、誘拐をテーマにしたストーリー。
ただし、伏線は『名前』を始め、いろいろありますが、化学的な要素は少なく感じました。
残念ながら、時間的な流れが良く理解出来ず、最後の落ちが分かりませんでした...
真奈佳ちゃんは、5才なのか?16才なのか?
真奈佳ちゃんの誘拐は、いつあったのか?
二重螺旋とは、何を示すのか? -
いやー面白かった!!
なるほど、こういう描写か、騙されたよこれがミステリーだよ、と思わずうなってしまいました。
初めての喜多喜久さん作品です。読みやすかったので、他の作品も手にしてみます。 -
見た目がオタクな青年が、ある日大学の先輩の幼い娘を自宅に連れ込んでしまい...。
ある重要な情報が抜け落ちており、それにわりと早い段階で気付くので「○○○のズレを利用したトリックか?」というのは恐らくすぐ見破れると思われる。
ただ、それだけのものかとタカを括っていたらもうひとつのトリックがあらぬ方向からやって来るという感じでまんまと騙された。
「二重螺旋」とは、二つの事件が絡み合う様と、ヒトを構成するDNAの曲がりくねった構造を示していた。 -
明るくて明快なせいか伏線が分かりやすくて、推理小説として読むと弱い。読みやすくはあるので、気軽に読むのに良いかな。
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入り組んだミステリ。楽しめた。
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このミス