谷中レトロカメラ店の謎日和 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 413
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800245618

作品紹介・あらすじ

東京下町の風情残る谷中にたたずむレトロカメラ店・今宮写真機店。中古のクラシックカメラを専門に扱っている三代目店主の今宮龍一とアルバイト山之内来夏の元には、さまざまな客が謎を運んでくる。カメラの修理も得意とする今宮は「修理の基本は観察です」と言い、鋭い観察力と推理力で次々と謎を解いていく-。数々の魅力的な名機とカメラを愛する人々が織り成す、心温まる連作ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 亡き夫の遺言で遺品のカメラを今宮写真館に持って行くようとの事で訪れた来夏が、今宮写真館の龍一と出会う。
    ひょんな事から今宮写真館にアルバイトに通う事に?
    カメラにまつわる謎解きと二人のストイックな恋。短編連作の日常の謎と恋愛ミステリーですね。
    柊さんのカメラ情報満載と優しさに満ちあふれた物語に感動しながらも、謎解きも堪能出来ました。

  • ほのぼの良かった!
    続きを!

  • 昔からある商店街の一角でひっそりと佇んでいるフィルムカメラ専門のカメラ店。
    カメラにまつわる謎が持ち込まれ、知識が豊富な店主が解決していく。
    カメラのトリビアが沢山出てきて、へぇーとなった。

  • 谷中銀座にあるフィルムカメラを扱うカメラ屋さんが舞台。
    親族の遺品のカメラを谷中のカメラ屋に主人公が売るところから話が始まる。
    のちにその店にアルバイトとして雇われ、店主とのやりとりとカメラに関するマニアックな話が中心。
    カメラに関する謎を推測して解決していく短編連作。
    最初から主人公には何か暗い過去を抱えているということが匂わされているが、ラストで突然それが明かされる。
    伏線はちょいちょいあるのだが、カメラの話がわからなすぎてそればかり気にしてたら、伏線に全く気づけなかった。
    ライトノベルだけど、ラストびっくりできる。
    このミス大賞作品です。

  • 日常の謎解きミステリ系。
    レトロカメラについては知らないことが多く、興味深かったです。
    最後の7章目で解かれる謎。
    ほっこり気分で読了しました。

  • 来夏はとある過去を抱えながら今宮写真機店でアルバイトを始めて様々なミステリーを店主の今宮さんと解決していき、ミステリー、クラシック写真機、ラストのほのかな温かい恋の話も素敵でした。

  • カメラのうんちくも、日常系謎解きも、なかなか面白かった

  • 自分がカメラに興味あるので何気に読んでみたら、まぁ、面白くて一気に読んでしまった。
    カメラだけでこんなにもストーリーがあるなんて、作者さんはほんとに写真が好きなんだな、と。
    ミステリーなのに、結末には心が温まるような、ほんとうに現実にこんなストーリーがあったら素敵ですね。
    久々に本読むの楽しい!って思い返せた一冊でした。

  • 全7章のうち6章迄はミステリー、でも7章はこの小説の主人公である2人の話。
    6章の中に「あれっ?」と思う女性主人公の心の中が書かれていて「どういう意味だろう?」と思いながら7章を読んで謎が解けました・・・と言うか、全く想像していなかった過去が描かれていて正直驚きました。
    こういう小説は何という部類に入るのでしょう。「ほんわかミステリー」とでも呼ぶのでしょうか。各章とも心が和むミステリーでした。

  • 遺品を処分するのに呼んだカメラ屋で
    バイトをする事に。

    カメラに関するミステリーで、連続短編7話。
    どれもこれも、当然ながらカメラにまつわっていますが
    こんなに色々とカメラがあるんだな、と。
    話の終わりに、そのカメラの外見がどういうものなのか
    イラストがついています。

    最後の話では、驚きの事実が! ですが
    やはりミステリーなので、考えないといけないな、と。
    そして最後の話の購入者は、外見だけのもの、を
    購入する事はできたのでしょうか??

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著者プロフィール

小説家

「2022年 『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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