【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 114
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800250858

感想・レビュー・書評

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  • #神の値段 #一色さゆり #読書記録

    美術ミステリ。といえば原田マハだが、さて、第二の美術ミステリ作家となれるか?という人らしい。

    この作品はこのミス大賞。
    このミス=若手作家ってこともあり、ミステリとしては甘いところ多々。アートビジネスをリアルに描いてるところに意義がある。
    作者は藝大卒業後ギャラリー勤務していたとか。

    ミステリ部分が上手くなれば、今後の作品も楽しみ。

  • key word アート 絵の価値とは このミス

    アート業界の側面は詳しく面白く書かれてあり面白かった。ミステリーの側面は少し私には物足りなさが。

  • アートミステリー作品を読みたいと思って探しあてた1冊の本。
    姿を現さない謎の芸術家、川田無名。
    川田の作品を専門に売る画商のような存在の唯子。
    ストーリーは唯子が殺され、犯人を探すことと、無名の存在を露わにしていこうとする2つの課題がある。
    ひとつひとつの場面を細かく分析していくその描写はおもしろい。最後まで「そして、どうなった?」と感じながら、先が先が気になる…という思い。
    ストーリーとしてはおもしろく、犯人はお前か〜!!とスッキリ感もあった。

    でもわたしにとって、実在しないアートに関するストーリーは現実味に欠けて、少し物足りなさがあった。
    存在するアート作品を題材にしたミステリーは、迫力が増す気がする(^o^)

  • 面白かった!最近、投機の対象として現代アートのマーケットに現れる若手経営者に勝手にモヤモヤしていたけど、やっぱり最後は愛が勝つ。ラスト痺れました!

  • 美術ミステリーというそうな

     途中で概ね筋書きがわかってしまうけれど、美術世界の片鱗がみえるから良しとしよう。最後の最後でようやく真犯人がわかるんだけど、説得力不足の感じかなぁ。次回作にも期待!

  • まあまあ

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99839590

  • 無名先生が渋い。

  • 限られた人物しか接触出来ない謎に包まれた芸術家。

    彼は存在するのか、すでに死んでいるのか。

    墨・紙・筆・硯で表現される芸術。

  • 美術系の話は全般的にうんちくが長くて面倒くさい印象があったが、これはそんな感じを受けずに楽しんで読めた。警察の捜査のシーンが少なかったせいか突然犯人がわかった印象。犯人探しより作家の行方のほうが気になっていた。

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著者プロフィール

1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。香港中文大学大学院修了。2015年、『神の値段』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して作家デビューを果たす。主な著書に『ピカソになれない私たち』、『コンサバター 大英博物館の天才修復士』からつづく「コンサバター」シリーズ、『飛石を渡れば』など。近著に『カンヴァスの恋人たち』がある。

「2023年 『光をえがく人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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