もっと知りたいクリムト 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

著者 :
  • 東京美術
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808708108

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    初期の作品から晩年まで、画家の人生を通して作品を紹介する美術シリーズ。オールカラー、そしてわかりやすい文章で入門書にぴったりです。
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    所在記号:723.346||SEN
    資料番号:20087941
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  • 借りたもの。
    クリムトの主要作品と絵画鑑賞の要点をまとめた入門書。
    ウィーン分離派の活動と、その功績が今でも残るウィーンの街並みについて始まり、クリムト作品の黄金時代、色彩時代といった時代ごとにまとめ、その変容がわかりやすい。
    コラムにクリムトに影響を与えた画家や同時代の画家たちについて、その作品の図版もすこし掲載されていて、美術史的な視点も補える。
    最終ページに掲載されている、「素顔のクリムト」が面白かった。確かに作品のイメージからは想像できない?ようなガタイの良いハゲたおっさんなので……(知ってたけど)同時代の人々からもそう思われていたのかと思うと、何だか可笑しい。

  • 裸の真実 1899
    シラー 「君の行為と芸術で万人を喜ばすことができないなら、わずかな人を喜ばすことだ。多くの人を喜ばすのははしたないことだ」

  • おもに時間軸に沿って作品が紹介されている。各作品の説明や他の作品との関連の記載が豊富で、とてもよい。作品を行ったり来たりさせるので、自然と復習にもなるし、作品間のつながりが少し見えてくる。クリムトを知る取っ掛かりとして、よい本だと思う。

    いくつか挟まる特集コーナーも、興味深いテーマとなっていて、楽しく読めた。
    絵を理解するには、古典や別の作家の作品などの膨大な知識が必要なのだなあと感じる。

  • ■世紀末のウィーンは多くの特筆すべき芸術家を生みましたが、画家ではなんといってもクリムトが筆頭にあげられます。 デカダンで官能性に満ちた女性像がすぐに思い浮かびますが、印象派風の神秘的で美しい、 いわゆる情調の風景画も多く残しました。 また、ストクレ邸のモザイクに代表される工芸的な装飾美においても他の追随を許しませんでした。
    ■本書は彼の生涯を追うことにより、さまざまな顔をもつクリムトの芸術を余すところなく紹介した格好の入門書です。
    ■内容=1:生い立ちからデビューまで/2:黄金様式の時代/3:晩年の時代/ コラム:ウィーン分離派と「聖なる春」、ファム・ファタルなど(アマゾン紹介文)

    クリムトについて、二冊目。
    情報量が以前読んだ新書より少ないのはちょっと残念。
    ただ、シリーズの特長として割と大きなサイズで絵が見れるので、そこはやはり良かったです。

  • 大胆な構図と贅沢な金箔の画家というイメージのクリムト、背景がわかってもっとしりたくなった。
    私的には「ダナエ」が好き。西加奈子さんの「漁港の肉子ちゃん」印象深いから。

  • クリムト 生涯独身だが、14人の私生児を持つ

  • クリムトの複製画が前から欲しくて、手軽に観れるこの本を購入。ますます複製画が欲しくなった。
    ファムファタルって、運命の女と思っていたが、毒婦とか傾国の美女のニュアンスが強いんだと知りました。

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著者プロフィール

千足伸行(せんぞく のぶゆき)
美術史家、成城大学名誉教授。1940年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970〜72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてミュンヘン大学に留学。主にドイツ・ルネサンス美術を学び、帰国後、国立西洋美術館に復帰。1979〜2011年、成城大学に勤務、現在は広島県立美術館館長。ヨーロッパ近代、特に世紀末美術を専門とし、多くの展覧会も企画。編著書に『世界美術大全集 西洋編』『アールヌーヴォーとアール・デコ』『交響する美術』(以上、小学館)、『もっと知りたいクリムト』(東京美術)、『隠れ名画の散歩道』『ゴッホを旅する』(以上、論創社)など多数。

「2021年 『画家たちのパートナー その愛と葛藤』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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