エス 咬痕 (SHYノベルス 133)

著者 :
  • 大洋図書
4.07
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本棚登録 : 705
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813011019

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ中最も好きかもしれない。英田サキは大事なキャラを殺せる作家。永倉さんはこの2巻のみに登場ですが椎葉のこころに忘れられない傷を残し、宗近との関係にも一石投じてきます。波紋が広がり、宗近との関係も一番不安定で危なっかしい。

  • 事件に釘付けでグルグルしてしまった。夢中で読んだけどもさ、義兄との関係の方が気になって仕方ないし萌えるんだけど…あれ〜。宗近との関係は若干イラっと…いいのか?これで…

  • (あらすじ)
    警視庁組織犯罪対策第五課、
    通称「組対五課」の刑事である椎葉は、
    拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。
    その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った
    情報収集活動に重点がおかれている。
    大物ヤクザである宗近をエスとし、
    自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、
    ある日、上司から命令が下った。
    それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった!
    刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、
    決して相容れない存在でもある。
    孤独に生きる男たちの歪で鮮烈な愛の物語。

  •  警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事、椎葉と、「エス(スパイ)」であるヤクザとの愛憎の物語。

     BL注意ですww

     面白かったっすよ。
     警察組織とか、ヤクザ組織とか、かなり固めに書いてあるし、妙にリアルティがあります。地に足がついてる、って感じ。
     人物の造詣がいいっすね。
     まぁ、出てくる人間がことごとく暗い過去を持ってるのは、ちょっとなと思わないでもないが、でもそれにリアルティを与えるための世界観っていうのがきちんとできてるので、妙に納得させられます。

     にしても、人を動かす原動力は負のエネルギーの方が強いんだよね。
     椎葉の原動力は姉を殺されたという負で、でも、マイナスエネルギーは人を攻撃するよりむしろ自分の内面をえぐるもので…。っていうナイーブさを椎葉が抱えてるっていう人物造詣がいい。
     でもって、椎葉って名前がいいの。
     他の人物もネーミングがいいっすよ。

     あと、椎葉の義兄が、いいです。
     あまり出てこないし、出てきても沈着冷静な警察官僚って態度なんだけど、なんか妙な殺気つか、狂気が見え隠れしてるんだよね。

     ま、いろいろとエロいので読む人を選ぶかと思うけど、Vシネマとかテレビのおいおいな刑事ドラマなんかよりは、100倍面白いと受けあいますよww

  • ドラマCDの方では色々端折られてた箇所が読めて良かったです。

  • エスシリーズ第2弾。
    この本から、主人公椎葉の内面に切り込んでいく。
    スパイを持つ警察官としての自分と、本音の部分の自分との間で葛藤がより深まって行く。

  • 永倉が不器用すぎて切ない

  • 鹿目というキャラでご出演
    端役だがストーリーが良いので
    かなり聞かせられた。

  • 宗近との関係に苦悩し始めた椎葉です。
    距離の取り方に迷ってます。
    信じることと愛することを分けなければならないって切ないですね。

  • 小西x神谷 シリーズ中ではこれが一番好きだなあ〜椎葉がエスとして宗近と向き合うことを決心するシーンとか切ないわ、苦しいわ…かなり空気重め。永倉役の黒田さん、ちょっと苦手意識あるんだけど今回すごく良かった!良作。でも、やっぱり所々端折られてる…?

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