スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. (SHYノベルス)
- 大洋図書 (2010年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012283
感想・レビュー・書評
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年少組ペアの話。芽吹らアダルトペアも別の視点で見るのも楽しかった。
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「交渉人」シリーズのスピンオフ。長身で無口で日本人離れした容姿の紀宵と、ちっちゃくてかわいいのにそう言われると激怒する「狂犬チワワ」智紀です。
本編読んでるときには、じゃれてるままでずっと行くんだろうなぁと思ってたら、まさかのcp成立。この二人をどうやってくっつけるのかな?と興味津々でかぶりつきました。
本編の大人な兵頭×芽吹とは違って、若さとエネルギーあふれるキヨ×トモのラブストーリーです。
二人に降りかかる難事件や恋愛に対して真正面からぶつかっていって、時に暴走して、ハラハラしてしまうけど、目が離せないかんじですごくよかった。
二人の生い立ちや過去が仔細に描かれていて、それが現在の生き方につながっているんだなと納得させられます。
本編の芽吹の過去も重くてやりきれないものがあったけど、この二人もかなり重いです。特にキヨ。本職の特殊清掃業が仔細に描かれていて、無縁社会を彷彿とさせます。なぜ、この職を続けているのかその訳がが心にじーんと迫ってきました。それでも、失った人よりももっと大切な人を手に入れたことに安堵です。
総じて軽いタッチで描かれてるけど、痛いシーンもかなりあります。ま、それを乗り越えて晴れて結ばれるわけなので必然性はあるんですが。事件絡みのせいか、決して甘くはないシリアス寄りのストーリーです。
トモ視点だと一人称、キヨ視線だと三人称で交互に構成されています。それもちょっと新鮮で読みやすかった。相変わらず洒脱な文章で惚れ惚れですね~!
兵頭と芽吹もちゃんと登場して、特に兵頭はおいしい役どころ!ちょっとうれしいです。
奈良絵師のイラストも、私的に今回に限っては違和感ナシでした。 -
すごく良かった!!交渉人のラストあたりはもうくっ付いてるのかと思ったんだけど、その後のお話なのね~♪気になっていたキヨの過去とか心情とかが分かった楽しめました♪キヨのトモを思う気持ちが良かったですね♪
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キヨトモはプラトニックでいてほしかった…!もえたけど…!
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ちっちゃいのとでっかいのかわいい!!という。
交渉人シリーズを読み終えて、甘いお菓子でも食べながら
読める作品です。安定の幸福感。 -
ハァハァしまくり!二人ともかわゆす〜♪楽しかった〜!少ない言葉で頑張って言う事は言うキヨも、負けん気の強い王様だったのに感情を堪えて受け入れようとしている智紀の様子も可愛くてたまらん〜!智紀の成長がええわ。信頼関係がええわ。キヨの過去は予想外にアッサリ控え目に書かれてる感じしたけど、二人がどんな感じで一緒にいるのか、微笑ましくハァハァできる事に重点置かれてたようなwwそこんとこ満足〜!芽吹も幸せそうで何よりwwwもうあなた晒すとこがないんじゃないのww交渉人シリーズもっと読みたくなったwww
シリーズの前振りがあったからこその楽しさがとっても! -
ぼちぼちと読んでようやく終了。
でっかい子とちっちゃい子のカプリングで
その組み合わせは好きだと思った。
萌える…でっかいのがちっちゃいのを抱きしめるのは萌えるvv
しかしながら、展開は王道。
ストーリー性がよかったかというとうーん…ではある。
☆4評価は甘め。
挿絵、奈良千春さん。
この人はいったいどこへ行くのか…。
このシリーズの最初の頃の絵が大好きだったのだけど
だんだん妙な絵になってきたなぁと思い…
今回に至ってはかなりイケてない気がしたのだが。 -
前2作の地雷のせいで読むのを躊躇してましたが、うん!読んで良かった!トモの成長に目を見張り、キヨのムッツリに萌え、トモとキヨの可愛い恋愛に和みました。そしてなにより、二人から教えられたのは「誰かを守る強さ」。窮地の中で最善を選ぶこと、自分のプライドを抑えること、そして、人を信じること…。これらすべてが前作の芽吹と兵頭の姿に繋がり、地雷の傷が癒えてきた気がします。ラブラブな二人の様子も垣間見れて満足。奈良さんイラストも良かった。特に、P221のキヨと口絵がお気に入り。表紙絵のワンコキヨも!