- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813800781
感想・レビュー・書評
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とっても面白かった。仕事柄、YA図書の勉強のために読んだけど、普通に楽しめた。どの章も同じくらい面白くて、思春期の苦しさもうまく包括して表現されていて、胸が苦しくなったりも。黒糖パンの回が1番きつかったかも。
章の構成もうまく計算されていて、さすがでした。
①七夕ゼリー:美貴
②マーボー豆腐:高梨桃
③黒糖パン:道橋満
④ABCスープ:足立雅人
⑤ミルメーク:清野
⑥卒業メニュー:飯島梢詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手に取ったときは、冴えないタイトルだなあと思った。
自分が住んでいるところは、中学は弁当だったので、中学の給食の風景は知らないが、作品のなかでは小学校の延長のような雰囲気だった。幼い。
でも、それは一見すると、であるだろう。
一年生と三年生とではまったく違うだろう。
そして表面的に見えているところと、心のなかで感じていることとはまったく違うだろう。
人と自分の違いが気になり、自分はどうなりたいのか、自分はどうなるのか、心がいっぱいになる。
そんな繊細な心を、給食を題材にして描いている。
百人一首の大会での優勝をめざす「ミルメーク」、図書カードから勇気をもらう「卒業メニュー」がとってもいい。
スペシャル対談「ぼくらの給食,みんなの給食」 如月かずさ×五十嵐大介
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/shoseki/detail09.html
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/shoseki/detail10.html -
6人の中学生の揺れる心を
給食を通して描かれた一冊
人気者が一生懸命キャラ作って
頑張っている苦しさとか
一生懸命大人っぽくしようとして
上手くいかない感じとか
大人も共感できる
心の苦しさあるあるに
思わずホロリと来そうになりました。 -
それぞれが何かを抱え過ごす学生生活。
自分自身もそうだったなぁと振り返ることができました。 -
ABCスープ、今も出る!
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美貴と桃と満とまさととこずえ。
6年生たちが給食によって気持ちがみんなそれぞれ変化していく面白いお話。
僕は一番最後の卒業給食というお話が大好きで、離れ離れになってもちゃんと友達って言うことが心に残りました。 -
思い出の給食に沿わせたストーリー。
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同じクラスの6人の中学生。それぞれの繊細な心のうちや悩みを給食でつないでいく6つの物語。あなたの好きな給食メニューは?
(カウンター担当/アメリ) -
中学生に今すぐ薦めたい。
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主人公は中学生ですが、会話のテンポや内容が軽いので、中学生のお子さんには少し物足りないと思われます。どちらかというと、小学校中学年のお子さんにおすすめです。
大きな事件やドラマチックな出来事は起こりませんが、給食・食事というテーマを通じて日常を感じることが出来ます。
一章が短く、ちょっとした空き時間を使って読み進められますので、通学や休憩時間など、息抜きのおともにおすすめです。