給食アンサンブル (飛ぶ教室の本)

著者 :
  • 光村図書出版
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813800781

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物それぞれのドラマが、中学生活を思い出して懐かしい

  • 群馬県出身の作家さん。
    よく県内の書店や学校の図書館に置かれていたのを見て、小中学生むけだけれども気になったため読んだ。

    大人でも、(特に大人は)給食を思い出して懐かしい気持ちになれると思う。
    出てくる品に対する思いがそれぞれあって面白かった。
    また、中1という子供と大人の狭間で揺れる心、悩みもがく、そんな姿も愛おしく思えた。

  • 読んだ4年生と5年生がおもしろいといっていたから読んでみる。
    6人の同じクラスの中学生が紡ぐアンサンブル。それぞれの揺れる心が給食をからめて成長していく。自分の思う自分と他人から見た自分はこんなにも違う。みんなそれぞれそのままでいい。
    飛ぶ教室の本か。さすが。 

  • 給食を中心に6人の中学生の移り変わる心を書き留めてある。
    爽やかな読後感

  • 中学生活をめぐる連作短編集。

    どのストーリーも感動した。
    ほっこり、元気になる。

    ABCスープ、七夕ゼリーが特に良かった。

  • 「転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、
    悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。
    6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。
    やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。
    「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です」

  • 七夕ゼリーやミルメークといった給食が鍵となり、中学生6人の揺れる気持ちを繋いでいく連作短編集。YA向けの本だけど大人も楽しめる。

  • 人それぞれの悩みを相談にのってあげたくなった

  • 「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」
    6話収録の連作短編集。

    東京から遠く離れた公立中学に転校し馴染めない美貴
    自身の幼さに悩む桃、自分の立ち位置が気になる雅人など6人の中学生達の物語。

    1話づつ給食に出て来るメニューと絡ませてあり、自分の小中学生時代の給食を懐かしく思い出したりしながら読みました。

    牛乳に入れるとコーヒー味になる絵の具の容器の様な食材の名称がミルメークと言う事を本書で初めて知りました。

    優しくて読みやすい短編集なので、小中学生の方にオススメです。

  • 飛ぶ教室の本。中学生のスクールライフにありふれた一コマを切り抜いて、六人にスコープをあてた短編。みんな、素直に言えない気持ちをかかえてて、その胸のつっかえを友達の一言が溶かしてくれる。
    せっかく同じ時間を過ごす友達なら、疑うよりも信じていきたいなと思えた作品。

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著者プロフィール

1983年、群馬県桐生市生まれ。東京大学教養学部卒業。『サナギの見る夢』(講談社)で第49回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』(岩崎書店)で第7回ジュニア冒険小説大賞を受賞。『カエルの歌姫』(講談社)で第45回日本児童文学者協会新人賞受賞。その他の作品に、『シンデレラウミウシの彼女』『スペシャルQトなぼくら』(講談社)、『給食アンサンブル』(光村図書出版)、『七不思議探偵アマデウス!」(静山社)、「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)「なのだのノダちゃん」シリーズ(小峰書店)ほか多数。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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