- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820519942
作品紹介・あらすじ
賢治文学の魅力の結晶。
感想・レビュー・書評
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盲目になったら、この本を読んでもらって色と絵を楽しもうと思った。特に、題名になっている「春と修羅」は色と絵が動き回って、グワァと近寄ってきた。凄い好き。
教科書でしか知らない人に知ってほしいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きなんだよなあ
永訣の朝とか... -
興味があった本をやっと読んだ。
宮沢賢治の詩は、国語の教科書以来なので新鮮だった。
こういう詩も悪くない。 -
賢治の詩をちゃんと読んだのは初めて。
まさに宇宙的な視野が表出されている。凡人の私が読めば彼の才能が非凡であることはすぐわかる。他の詩人にはない表現とファンタジー。すごい。
出版当時の形で読みたいとこれを選んでみたけど、読みたかった詩は載っておらず、それはどうも後から書いた「春と修羅」の補稿というのになるのかなぁ。
とし子への思いを抱いての旅の途中に立ち寄った「旭川」だ。知ってるけど、本の中で読みたかった。
手垢のついてない本を借りるのは気が引けた(図書館)けど、やはり全集で読むべきでした。
賢治の詩を諳んじられたら素敵だろうな。 -
天性の詩人なのであろう。初めて銀河鉄道の夜を読んだ時、幻想的な長い詩を読んでいるように感じた。
宮沢賢治の魂が蒼い宇宙の果てで、無数の星を抱きしめているかのようだった。
私も本を読みながらオーロラのように輝く幾多の星々にそっと触れたような気がしたものだ。
宮沢賢治はいつもそんな宇宙の果てにたった一人で佇んでいたのだろうか。彼はこううそぶく。
「おれは一人の修羅なのだ。」
季節は廻り、生き物の命が萌え始め、爛漫の春を迎えようと、一人孤独な修羅なのだ。
実生活での孤独がそうさせたのであろうか。いや、それだけではあるまい。人生とは「百年の孤独」である。
宮沢賢治の研ぎ澄まされた感性は、彼の魂を一人きりの宇宙から決して開放してはくれなかったのではないだろうか。
人は皆、一人きりの修羅だ。そして永遠に宇宙を彷徨い続けるのだろう。
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「ビブリア古書堂の事件手帖」第3巻登場作
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ビブリア古書堂 三巻に取り上げられた
本なので読んでみました
宮沢賢治は 注文の多い料理店 銀河鉄道の夜 などの童話は読んだが 詩集は初めて
広がり感のある表現
文字のレイアウト 空間が非常にいい
揺れ動く気持ちの時には
文字も動き
肯定したり じっとしている時は
揃っている 文字の分量 改行
そういったものが 非常に絵本に
使われる雰囲気で 見ていて美しい
春の少し浮きたつ感じが
感じられたり
銀河鉄道の夜を感じさせてくれたりした
今回読んだのは 雰囲気だけで
意味はたぶん 掴めて無い(^-^;
まだ 二巻 三巻と続くので
また読んでみたい -
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い証明です -
「永訣の朝」は神詩!!