特にビジネスシーンで、
これは使ってはいけない、という言葉を、
著者の見解と共に説明をした本。
通常の、
マナーやこういう言葉遣いをしましょう、という本には、
普通に書いてある言葉遣いについても、
いや、その以前に日常の至る所でごく普通に使っている言葉遣いについても、
使ってはいけない、言葉である、と、
これでもか、という風に続くのは、ある意味びっくりした。
(事例に挙げられていたが、「頑張って下さい」の“微妙な”違和感は、
よく自身でも感じる。「微妙な」だけに、何とも言い難いが。)
ただ、
それらの言葉を絶対に使ってはいけない、とのではなく、
何気なく使ってはいけない、ということを書いている。
ここで開設されている42語については、
背景を考えながら、相手の事を考えて使うべきだということである。
いつものように、使っている言葉が、
相手を追い詰めるような言葉に聞こえてしまうこともあるし、
何も考えてないと取られてしまう危険性も、
また、配慮が足りないと取られてしまうこともある。
この本で解説されているほとんどの言葉は、
特に問題のあるような、
(そりゃ普通に地雷語になるでしょう)
という風に、一般的にはそれほど認識されることもない言葉であっただけに、
余計に気をつける必要があると感じさせられた。