初恋のあとさき (花音コミックス)

  • 芳文社
4.15
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832287938

感想・レビュー・書評

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  • 作家買い。

    過去の過ちっていいよね!
    しかしシグナルシリーズ、と書いてあったけど、榊さんしか覚えてなかった…。
    読み返そう。

  • きゅんです。シグナルのシリーズ終わるのかあ。もっと読みたい〜。

  • 「シグナル」→「嵐のあと」→「初恋のあとさき」これでラストだそうですが、私的にはもっと読みたいなと切望です。

    ゲイゆえのフクザツな大人の恋愛事情が、ディープに描かれていたこのシリーズ。今回は、榊のセフレだった美山が主人公です。毎回、すごく屈折したゲイの男前が出てくるのが、ほんと楽しみなのですが、美山も負けず劣らず相当歪んでいます。
    話は、美山が歪んでしまった原因とも言える男、仁科と10年ぶりに偶然再会するところから始まります。そこから二人の関係が果たしてどうなっていくのか、というのが見どころ。
    二人が出会った学生時代の回想シーンがところどころに挟み込まれていて、それがとても切なくて印象的です。少年の残酷さというか、エゴイスティックな善悪の受け止め方が青くて、しかもその描き方が鮮やか。胸がズキリとします。未熟だけど、想いは純粋なんですよね。
    そんな過去がありながらも、まだ消えていない想いのために、好きな相手のために何ができるか、どんな勇気が持てるかということを強烈に美山×仁科から教えられます。

    二人の心情にものすごくリアリティがあって共感しました。いろいろあった後、それを乗り越えて再び愛し合う逞しさが男っぽくてオトナっぽい。

    ベッドシーンは色気があって★5つ!美山は榊だと受でしたが、仁科との関係ではリバなところが萌える。しかも、どっちでもアリに移行しているのがエロスでした。

    付き合い始めて2年経った榊と岡田の後日談も収録されています。お互いに相手を想うゆえに、悩んだり迷ったり。何事も深く思い悩むことのなかった岡田が榊のために人生で初めて深く考え込んで悩みます。スーツ姿はイケてたのに、部屋は汚いし、何も考えてない感じの彼でしたが、榊との出会いで男として素晴らしく成長できましたよね。当然、愛もその分深まっています。

    あとがきでオールスター登場してたのが感慨深かった。中森さんがオメデタ。

  • 芳文社から出ているシグナル、嵐のあとのスピンオフ。

    高校時代の葛藤、そして別れ、十年の時を経ての再会。
    大人になった二人が辿るのは・・・・・・
    淡々としていて、でも情熱的で。
    日高さんらしい作品。

    あと日高さんの描くメガネはいい(`□ω□´)

  • 設定はそう珍しいものではないのに、最後までピンと張り詰めるような、読み手を釘づけにするような、緊張感やせつなさは日高さんならではだなと思う。
    表題作のカップルがかなり好き。

  • リバ!萌え!なのはいいけどリバはこう気持ちがイーブンであって欲しいワガママ
    そしてやっぱり嵐のあとのカプは逆がいい
    しかし相変わらず色っぽいわ、日高さんのキスシーン

  • 面白かったー。仁科は日高さんがよく描くタイプの人でした。感情の振り幅が少ない感じ。なので話全体的にも淡々とした印象が出てました。でも結構情熱的だった。折れずに、静かに熱い感じが良かったです。美山が嵐のあとから想像してたのとは違って意外でした。もっと冷めたタイプかと。というか仁科のせいで冷めたタイプだったんですね。ずーっと引きずってたんだなぁ。でも学生時代の仁科が感じた怖さってのも解るから、どっちかだけが一方的に悪いわけじゃない。確かに仁科はかなり酷い事言ったけど、美山が仁科の戸惑いを無視したというツケもあるよね。どちらも、どうしようもなく、子供だったって事ですね。とりあえず、また始める事が出来て良かったと思いました。
    あと安東が予想外に良い人でした。出てきた時、引っ掻き回すのかなーと思ったのに。むしろ友達想いだった。しかしあとがきの絵見たら妻帯者かよ!てなりました(笑)
    最初の方のすね毛にうっ…となりました。2コマくらい?しかなかったけど。そこはきっと何らかのストップがかかった結果な気がします(笑)
    左右のネタバレしますが、美山は嵐のあとでは右だったけど、表紙はどっちとも取れるしどうなんだろ、でも嵐のあとのあとがきでは美山攻で描きたいと言ってたしーと。でも過去話はわんこ右っぽい雰囲気出してるしどっちー。で左だったんだけど。本編中でどっちも出来るからどっちでもいいよと言ってたのでこれはリバくるか?と思ったら描き下ろしできました。明確な絵はないけど、カットアウトとモノローグでさらっと表してるだけなのですが、すっごい艶っぽい色っぽい表現方法だったのでとんでもなく萌えました。こういうリバはすごくいいなぁ。どっちがどっちでもいい程に。そこでぐっと星が上がりました。
    描くごとにどんどん話うまくなってるなぁと思います。読みやすくなってる。最初の頃は若干解りにくかったので。
    最後の一枚絵はなんか絵柄が変わってましたね。
    花音とは思えない程に分厚かったです。嵐のあとの2人の話も収録されてました。表題作はスピンオフだけど全く、関連作読んでなくても判ります。同じ世界観での話ですよってだけ。
    表紙いいですよね。印象的。

  • ブクログ登録500件目。つまりは、手放したもの達も含めると、いつの間にか相当数BL読んできたんだなあ、と。
    日高ショーコさんはやはりすごい。
    けどシリーズの内容を少し忘れていたから、そっちを読み返してから改めてこの本も読み返したい。

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著者プロフィール

日高ショーコ
東京出身の女性漫画家。
同人活動を経て、2004年『BE・BOY GOLD』(リブレ出版)にて、『リスタート』で商業誌デビュー。
代表作『花は咲くか』が2018年に実写映画化されている。

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