3びきのくま (世界傑作絵本シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (17ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000061

感想・レビュー・書評

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  • 私の記憶の中にある「三匹のくま」と
    ちょっと違ってたんです。
    くまの子どもは、確か女の子で
    椅子をこわされたり
    スープを飲まれてても
    怒ったりはしなかったような???

    子どもたちは、
    静かに聞き入ってました。

    同じパターンの繰り返しが
    リズムがあってたのしい様子。
    でも、ちょっと、怖い気持ちもあったような??

  • 小2の長男が学校で借りてきた本。そして初めてうちで買った以外の本を登録してみました。

    さて、内容。クマ側にたつか、女の子側にたつかで、見方は変わりますよね…。クマ側からしたら、自分達の留守中に空き巣に入られて、スープは飲まれるは、家の中は荒らされるわ、椅子は壊されるわ…でとんだ災難です。

    が、女の子からしたら、クマのうちでケガ、下手したら食べられなくてやれやれ…なのでしょうか。

    イマドキ絵本なら?クマ一家が迷い込んだ女の子をもてなしそうなもんですが…そうしないそっけない作風に、私的に拍子抜け感と毅然とした…いやトルストイさんは意識はしてないかもだけど…感じがします。絵や見返し部分がかなり素敵です。

  • 小さい頃から読んでもらっていました。
    名前が長くて、変わっているのに、なかなか覚えられないです。

  • 3びきのくまが散歩から帰ると、うちの中が大変なことになっていた。スープはからっぽ、いすはこわれ、寝室のベッドにはだれか寝ている!

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)

  • 結果いちばんの被害者になってしまったけれど、女の子にとっていちばん心地よかったのは小さなくまのミシュートカのスープであり、椅子であり、ベッドだった。ミシュートカ、大切に育てられてるんだなと温かくなった。

  • ロシアの絵本 トルストイ作 王道の昔話

    ロシアの絵本といえば「3びきのくま」が初めにうかぶ。

  • 兄にもらった絵本。大きさとかが分かっていいかなぁと私は思ったけど、結末が息子には怖かったよう。

  • トルストイが書いたお話ではなくて、ロシアに古くから伝わる民話を、トルストイが絵本にしたっていうことなのかな?「3匹のくま」にはいろんなバージョンがあるけど、これが一番おすすめ、と絵本屋さんで聞いて買いました。ときどき子どもにも読んであげますが、いす、スープ、ベッドが出てくるたびに、一番大きいのは・・・ちゅうくらいのは・・・と、3匹のくまのなまえをいちいち全部言わなきゃいけないので大変です(笑)。でも子どもって、同じことを何度も何度もくり返すのが大好きなんですよね。何度も読んでいるとそれが分かってきます。ミハイル・イワノビッチとか、ナスターシャ・ペトローブナとか、くまなのにご立派な名前がついているところがもう、なんか面白いです。

  • トルストイが再話したイギリス民話 。北の荒々しい大地と鬱蒼とした森の挿絵とは対照に、女の子が3びきのくまの家に入っていき、さんざん好きなことをして逃げていってしまう滑稽なお話。それぞれのくまには名前がついていて、たとえばお父さんはミハイル・イワノビッチ。子どものころ読んだ絵本では「おとうさんぐま」だったと思うのですが。ちなみに、お母さんはナスターシャ・ペトローブナ。ロシアでは父称というミドルネームがつくため、同じ家族でも男性と女性では名字が違うのですが、日本の子どもたちには不思議かもしれません。

  • ロシアの文豪トルストイがイギリスの民話を再話したと言われるこのトルストイ版「さんびきのくま」は、ロシアの農民の子どもたちの生活がとても荒れていて、なんとかこの子たちに教育したいという気持ちから書かれたほんの一つらしい。
    この絵本の根底には「悪いことをしてはいけない」というメッセージが隠れているようだが、子どもたちには、単純に女の子が、大きなお父さんのものより、中くらいのお母さんのものより
    一番小さい女の子のものがぴったりでお気に入りという繰り返しを楽しんでほしい。

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著者プロフィール

一八二八年生まれ。一九一〇年没。一九世紀ロシア文学を代表する作家。「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ」等の長編小説を発表。道徳的人道主義を説き、日本文学にも武者小路実らを通して多大な影響を与える。

「2004年 『新版 人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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