おだんごぱん (日本傑作絵本シリーズ)

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  • 福音館書店
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感想 : 167
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000573

感想・レビュー・書評

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  • ロシア民話。衝撃の結末本。
    久しぶりにボルシチと丸パンを作ったら、この話を読みたくなって再読。絵はやっぱりこの本の脇田和さんのほわほわな感じが好き。
    粉を必死にかき集めて、クリームをいれて、よくこねて、バターを塗って、釜戸で焼いた丸パン。…美味しそう。ひとりぼっちで冷まされているのが寂しくて、ころころころと逃げ出すおだんごぱん。
    食べられそうになって、歌って逃げ、歌って逃げ。
    そして衝撃の結末へ。

  •  むかしむかし、おじいさんが何か美味しい物が食べたくなり、おばあさんにおだんごぱんを作ってもらいました。おだんごぱんとは、粉にクリームを混ぜて、だんごにまとめて、バターをぬって、かまどで焼いたものです。
     ホカホカ出来立てのおだんごぱんを窓辺で冷ましていると、あらあら、おだんごぱんが逃げ出しちゃった。おじいさんと、おばあさんから逃げ、うさぎから逃げ、おおかみから逃げ、くまから逃げ、きつねに会うと、おだんごぱんは…。

  • 名作絵本って、ちゃんと読んだことがなくても読んだ気になってしまっているものが結構あるのではないか。この絵本もそうだった、
    昨年度娘が園のお遊戯会で演じたこともあり。だから、先日娘にこの絵本をおねだりされたとき、どうせだったら他の絵本(ロシア民話なので、似たような内容でいくつか出版されている)でもいいんじゃないの?と言ったのだけど、娘なりに思い入れがあるのか、これがいいと主張するので購入。
    実は、まともに読むの初めてだった!すんごくいい!調子よく読める訳文もいいし、何といっても絵!ヘタウマちっくな味のある絵が気に入って、何度も読み返した。とぼけたじいさんの表情もいいし、主役の「おだんごぱん」もユーモラスで、ほんっと声出して笑っちゃうのだ。狡猾なキツネにあっけなく食べられちゃうラストも好き。
    いい感じに脱力できる、さすが名作!と思える一冊である。

  • 207/8/7

  • 《本屋》【再読】おだんごパン、美味しいかなあ?

  • 歌があって子どもは楽しい作品ですよね!
    どうやったらパンを食べれるか知恵比べとは、このことですね。
    日本人の推してダメならひいてみろを体現している作品ですね。

  • リズムがあり面白い

  • ぱんに顔がついてる! と言っていました。最後まで読んだ後、おばあさんせっかく作ったのにねぇ と最初に戻って確認していました。きつねさんは食べるために呼んだの!? と最後は理解していました。

  • 低学年以下にオススメ

  • ロシアのお話だったんですね

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著者プロフィール

せたていじ 瀬田貞二1916年、東京に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、『児童百科事典』(平凡社)の企画編集者をふりだしに、生涯にわたって児童文学の評論、創作、翻訳などを手がけ、大きな業績をのこした。著書に『落穂ひろい』(第36回毎日出版文化賞特別賞他)『絵本論』(以上、福音館書店)、訳書にL・H・スミスの『児童文学論』(共訳)『ナルニア国ものがたり』(以上、岩波書店)、絵本に『きょうはなんのひ?』(第2回絵本にっぽん賞)『かさじぞう』、絵本の翻訳に『チムとゆうかんなせんちょうさん』『げんきなマドレーヌ』(以上、福音館書店)など多数。1979年没。

「2016年 『三びきのやぎのがらがらどん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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