魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024661

感想・レビュー・書評

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  • 2014.8.1読了
    キキとトンボさんが結婚して、10年後の話。実は子供が双子で、さらにその子供が男の子と女の子で、魔女になるかならないかで悩んだり、もめたりするお話。
    なんかすごく今の子供たちのような葛藤や悩みがあるような感じがして、魔女なんだけど普通の子供たちなんだなと思った。逆に、誰しもが魔力ではなく、なにかしらの魔法をもってて、そよ力をどこで発揮するのかは自分次第という感じがする。それを示すのが魔女の役割なのかなという気がした。
    続編を作れば、作れそうな気はするんだけど。それほないんだろなぁ。

  • キキととんぼの子供が13歳になり修行にいくまでの話。

    魔女になりたいのになれない息子。
    魔女になるとはっきり言わない娘。
    やきもきするキキ。
    それを見守るとんぼ。

    なんだかいいな。

  • ふたごのニニとトト。男の子のトト音楽家?がんばれ

  • これは魔女の血筋の物語だけれども、魔女の血筋の物語ではない。
    昔のキキ以上にお調子者のニニだけれど、遊びの時間は終わり、大人になる時がやってくる。魔女になると決めただけで簡単に飛べてしまうニニ。魔女になりたくても飛べないトト。トトは飛べなくても、トトだけの魔法があるはずで、それはトトだけのことを言っているのではない。「半分魔女」の響きは、寂しい。でも、キキやニニのように「全部魔女」の方が少ないのだ。だから、自分の魔法を見つけるために旅に出る。

  • 2014/01読了。13歳で旅立ったキキが30代半ばになって、双子の子ども達が13歳になって旅立ち… 静かな表現でキキや子ども達の心情が細かく描かれていた。ニニの成長とトトの葛藤にほろりと。ヨモギさんとの再会にも心打たれました。

  • キキの子の双子、ニニとトトの旅立ちまでが描かれている。弟のトトは魔女になれないけれど、半分魔女であることをいつも心を留めていて、姉のニニは魔女であることに自惚れていて・・・。
    母親となったキキも、昔の自分と重ね合わせながらもなかなか旅立とうとしない娘にイライラしながらも、見守る。
    もどかしく思いながら読み進めた。

  • ファン用という感じ。
    母キキの心理描写はあまりなく、キキの時に描かれなかった旅立ちまでの事が子供たちを主人公に話されている。
    素敵だけど、やっぱりキキの話が知りたい。
    ともあれ幸せな時間を過ごせた。

  • キキの物語はこれが最後。キキとジジにお帰りなさい。でも、他にも懐かしい人にたくさん会えてうれしかったです。ニニとトトというかわいい双子にも出会えたし。トトは男の子で半分魔女。最初から魔女と決められているニニと違って悩みながら歩いていく。ニニもきっと悩むけど、トトの悩みこそ応援したくなりました。明るくておしゃべりなニニと違ってなんでも内に秘めてしまう子だからその心の裏側を考えてしまうのです。二人の旅立ちのその後が見たいな。まだ、終わった気がしないですね。この続きを……なんてわがまま言っちゃいそうです。

  • 発売直後に買ったのに、半年以上寝かせて読了
    読んでしまったら魔女の宅急便が完結してしまうかとおもうとなかなか読めず・・・
    というわけではないです

    キキととんぼの子供たちのお話し

    うーん、べつにこれいらなくね?
    5で終わっててもよくね?
    な内容

    むしろ逆にまだまだ続編は書けそうな気もするんだが・・・

    1作目は素直なキキだったけど、成長するにつれ年頃らしい女の子のイライラが目立ってあまり好きではなくなってきてたんだけど
    大人になったら大人になった出母親としてのイライラが描かれてるのね

    もっとこうすっきりした終わり方がよかったなぁ

  • とうとう最終巻。時代は流れてキキはお母さんに。ニニとトトという双子の姉弟が中心の話。最後は13歳になった二人がそれぞれ旅立って行く。
    今までキキと共に物語を生きてきて、キキに感情移入していたので、子供達の旅立ちは本当に感慨深かった。
    今までの登場人物がたくさん出てきた事も嬉しく感無量。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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